東京にオリンピックを呼んだ男 角川文庫

高杉良

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041062623
ISBN 10 : 4041062624
フォーマット
出版社
発行年月
2018年01月
日本
追加情報
:
621p;15

内容詳細

幼少時に両親と生き別れた苦境を糧に、ロサンゼルスでスーパー経営に成功した日系2世のフレッド・和田勇。7年ぶりに訪日した1958年、親交が厚い日本水泳連盟会長の田畑政治から、オリンピックを東京に誘致したいとの相談を受けた。ラテンアメリカ諸国の票を集めるのが肝心要だと考えた和田は、翌年、中南米を歴訪し、票獲得に尽力する。祖国日本に、勇気と希望を与えたい―。戦後日本の隠れた英雄を描く実話小説。

【著者紹介】
高杉良 : 作家。1939年東京生まれ。専門紙記者・編集長を経て、75年『虚構の城』でデビュー。以後、綿密な取材に裏打ちされた企業・経済小説を次々に発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 柔 さん

    読んでよかった。おススメの一冊!人として大事なことがここにある。フレッド・ワダ。全く無知だった。こんなに素晴らしい人間がいたのかと。戦時中は土壌の悪い地で大勢の日系人の為に尽くし、五輪招致の際は、私財を投げうち南米に票集めに奔走し、日米貿易拡大、日系老人ホーム設立と身を粉にして人の為、祖国のために尽力した。一歩下がってワダを支えるマサ夫人の存在も欠かせない。人格者には人格者がついてくる。決断力と行動力。偉大な人物の共通点だと感じた。そして忘れていけないのは義理人情。人の為に一生懸命になれる人間になりたい。

  • だまし売りNo さん

    1964年の東京オリンピックの誘致に尽力した日系アメリカ人のフレッド・イサム・ワダ(和田勇)を描くノンフィクションである。フレッドは中南米の国々を回り、東京五輪開催支持を取り付けた。その行動力は驚くべきものがある。公務員ではなく、民間人だからできることである。

  • Mark X Japan さん

    来年の大河ドラマの予習として読みました。オリンピックの誘致にも,政治力が必要なことも包み隠すことなく書かれていて,好感が持てます。しかしながら,全編を通して人としての在り方が最も大切なことであることが貫かれています。著者が伝えたかったことでしょう。☆:4.0

  • Ken さん

    1964年10月10日から24日までの東京オリンピック。54年前のちょうどこの時期。微かな記憶があり、わが家にもTVを買ったと親から聞いている。 さらに遡ること5年前(1959年)春、「祖国日本のため」、東京にオリンピックを誘致するため、メキシコから始まる中南米10ヶ国のIOC委員の票集めに走り回ってくれた人がいたとは知らなかった。そして、そのことが日本に社会資本整備をもたらし、戦争で負けた日本人に勇気と自信を与えたと言える。 日系二世、フレッド・和田勇(1907-2001)、素晴らしい功績者だ!

  • mm さん

    お金持ちの道楽でも、余裕のある慈善家だけてもない。 貧乏して、人一倍働き、率先して苦労を勝手で出て、謙虚で、相手を立て、褒められたくてやるのではなく、自分も楽しみ、 こんな人がいるのですね。 お金は後から付いてきただけで、それはカレの人徳。 政治家の皆様、彼の滅私奉公を見習いなさい! なかなかできない事です。 私も日々の生き方を反省

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高杉良

1939(昭和14)年、東京生れ。石油化学専門紙記者、編集長を経て、’76年『虚構の城』で作家デビュー。以来、経済界全般にわたって材を得て、綿密な取材に裏打ちされた問題作、話題作を次々に発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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