原発事故はなぜくりかえすのか 岩波新書

高木仁三郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784004307037
ISBN 10 : 4004307031
フォーマット
出版社
発行年月
2000年12月
日本
追加情報
:
18cm,188p

内容詳細

日本中を震撼させたJCOの臨界事故をはじめ、数々の原子力施設の事故から明らかになった国の政策や原子力産業の問題、技術者の姿勢を問い、これからの科学技術と人間のあり方を考える。生涯をかけて原発問題に取り組み、ガンで逝った市民科学者・高木仁三郎が闘病中に残した最後のメッセージ。

目次 : 1 議論なし、批判なし、思想なし/ 2 押しつけられた運命共同体/ 3 放射能を知らない原子力屋さん/ 4 個人の中に見る「公」のなさ/ 5 自己検証のなさ/ 6隠蔽から改ざんへ/ 7 技術者像の変貌/ 8 技術の向かうべきところ

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kaizen@名古屋de朝活読書会 さん

    出版は著者が亡くなった後。 口述筆記だったという。 論述の内容はその通りだ。 放射化学を勉強する必要性を感じた。 具体的にどうするとよいかが見えなかった。岩波新書一覧 http://bit.ly/12LkZWe

  • jima さん

    2000年10月に亡くなった高木仁三郎さんが、「死期を意識しつつ最後の力を振り絞って録音テープを残された」それが本書だという。2011年3月11日の福島原発を高木さんだったら、どう見たんだろうか。

  • 風に吹かれて さん

     日本における「科学技術と人間のあり方」について論じられている。その中の「自己検証のなさ」が大きい問題のひとつだと思った。事故調査において、徹底検証により問題点を明らかにする「自己検証型」、自分たちは最大限のことを行ってきたと責任回避を落としどころにする「自己防衛型」があり、「自己防衛型」の結論ありきで検証がなされていると言わざるを得ないようだ。技術のことに限らず様々な面で今日も日常的に自己防衛的言説を政治家から聞かされている。本書は20年前に書かれたものだが、政府の姿勢の基本は変わっていないと思う。➡

  • ベンアル さん

    1999年にJCO臨界事故で作業員2人が亡くなった事故を受けて、前年から大腸がんであった筆者が最期に記した本。筆者は新卒で4年ほど原子力関係の仕事をしており、大変説得力がある。安全文化、技術者倫理について考えさせられた。また、市民科学者として活動されており、本も大変読みやすい。別の図書も読んでみたくなった。

  • rico さん

    起こり得るリスクを正しく評価することは、リスクマネジメントの基本中の基本なのだが。「国策だから正しい」「安全だ(としておかなければまずい)」という大前提の前で思考停止していれば、まともな対応ができるはずもない。事故は起こるべくして起こったのだ。本書が書かれたのはもんじゅやJCOの臨界事故の直後だが、フクイチの事故を経た現在も、筆者の高木仁三郎さんが最後の力を振り絞って発した警告は、そのまま当てはまってしまう。何なんだろう、この国は。何も学んではいないのだ。高木さんが今の状況を見たら何て言うか。

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人物・団体紹介

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高木仁三郎

1938(昭和13)年群馬県生まれ。61年東京大学理学部卒業。その後、日本原子力事業、東京大学原子核研究所などを経て、75年原子力資料情報室の設立に参加し、86年より同代表(〜98)。この間、プルトニウム利用問題の批判的研究と活動で国際的に評価を得る。97年ライト・ライブリフッド賞(Right Li

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