首都崩壊

高嶋哲夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344025370
ISBN 10 : 4344025377
フォーマット
出版社
発行年月
2014年02月
日本
追加情報
:
381p;20

内容詳細

国土交通省の森崎は、東都大学地震研究所の前脇から、マグニチュード8クラスの東京直下型地震が想定より大幅に早く発生するという予測データを示される。その翌日、今度はアメリカ留学時代に親友となったロバートが大統領特使として来日し、東京直下型地震による経済損失が112兆円にも及び、1929年の世界大恐慌を遙かにしのぐ被害を引き起こすというレポートを突きつけてきた。右往左往する森崎、そして日本政府。人類未曾有の危機を回避する手段はあるのか。模索し始めたとき、震度6弱の地震が東京を襲った。地震規模が予測を下回っていたことに安堵する森崎。だが、この地震は首都崩壊への序曲にすぎなかった…。

【著者紹介】
高嶋哲夫 : 1949年岡山県玉野市生まれ。慶應義塾大学工学部卒業。同大学院修士課程修了。日本原子力研究所研究員を経て、カリフォルニア大学に留学。79年、日本原子力学会技術賞受賞。94年、「メルトダウン」で第1回小説現代推理新人賞、99年、「イントゥルーダー」で第16回サントリーミステリー大賞・読者賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • パフちゃん@かのん変更 さん

    予想していたものとはまるっきり違う内容で、読み物としては起伏に乏しく面白くないが、政治・経済、日本を巡るアメリカや中国との関係、国債を評価するシステムやハイエナのようなヘッジファンド、近未来にありそうな現実感を持ってとても勉強になりました。やはり首都機能は分散というか安全な所に避難させておいた方がいいと思う。何年か前にそんな様な話があったと思う。

  • いたろう さん

    著者初読み。数年以内に東京直下型の巨大地震が必ず起こるという予測が立つなか、危惧されるのは政治の崩壊とそれに伴う日本経済の破綻、そして日本発の世界恐慌。日本を守るため、解決策として首都移転計画が再浮上、というのは一面的には理解できなくもないが、対策が政治と経済の問題に片寄ってはいないか。住民をどうするか、避難方法は?災害対策は? やるべきことがもっとあるだろうに、首都移転ですべて解決、みたいな書き振りがどうにも気になる。

  • それいゆ さん

    小説としてはどうなんだろうか?というレベルの作品だと思います。直下型大地震の前触れとも言える地震が起こるあたりまでは面白かったのですが、途中から読む意欲が急速に失せてしまいました。何か首都移転のシュミレーションレポートを読んだような気分です。大いなる期待外れです。

  • p.ntsk さん

    タイトルと著者が高嶋さんと言うことから『M8』や『TSUNAMI』等の災害パニックものをイメージしましたが今作はそういった要素も多少ありますがメインは経済危機と首都移転がテーマでした。ある研究者によって「5年以内に90%の確率でマグニチュード8クラスの東京直下型地震が起こる」という報告がなされる。一方アメリカは日本発の世界恐慌を懸念。政府の経済政策の舵取り次第だとは思いますが現状で日本発の世界恐慌は考えづらいです。現実には首都移転よりもむしろ防災の強化と首都圏の拡大拡充を考えるべきではないかと思いました。

  • RIN さん

    最近の高嶋さん、新境地開拓中なのか迷走してませんか?直下型大震災もデフォルトも確かに「今そこにある危機」だが、何故に今更、首都移転と道州制?綿密なデータと緻密なシミュレーション構築でリアリティ抜群の高嶋さんらしさ”が全くない。全体に間延びしているし緊迫感も伝わってこない。何より、キャリア官僚っていくらなんでももうちょっと優秀では?官僚に期待されているのは情報収集と分析能力ではなく情報コントロールと実務遂行能力のはず。しかもその情報収集もテレビや新聞からだし議論は学生のゼミみたい。どうしちゃったんだろう?

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人物・団体紹介

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高嶋哲夫

1949年、岡山県生まれ。慶應義塾大学工学部卒。同大学院修士課程修了。日本原子力研究所(現・日本原子力研究開発機構)研究員を経て、カリフォルニア大学に留学。1979年日本原子力学会技術賞を受賞。94年、『メルトダウン』(講談社)で小説現代推理新人賞、99年、『イントゥルーダー』(文藝春秋)でサントリ

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