映画館へは、麻布十番から都電に乗って。角川文庫

高井英幸

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041005217
ISBN 10 : 4041005213
フォーマット
出版社
発行年月
2012年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
439p;15

内容詳細

1950年代、中学生ながら映画に魅せられた少年は、ひとり電車に乗って映画館通いに没頭する。大学時代は迷わず映画研究会へ。こうして社会人になるまで、年間数百本の映画を観続けた。そして念願かない映画会社に就職。映画館勤務から映画の作り手となり、日本映画界の中心に身を置くことになって…。映画をこよなく愛するひとりの男が触れた、数々の映画の物語。映画館と映画への思いがたっぷりつまった珠玉の一冊。

目次 : 第1章 度が過ぎた映画館通い―中学・高校時代(13歳、一人で通った有楽座/ 麻布十番という街の映画館 ほか)/ 第2章 映画漬け―大学時代(映画研究会で出会った短編映画/ 学生映画連盟、60年安保そして留年 ほか)/ 第3章 “当たり外れ”と興行界―劇場&興行部時代(池袋東宝勤務で知る“現場”/ おしゃれなスカラ座勤務。「風と共に去りぬ」と札止め ほか)/ 第4章 わが有楽座に悔いなし―東宝映画と映画調整部(松岡副社長(当時)の号令で製作の世界に/ 「連合艦隊」と「発信人は死者」そして「地震列島」 ほか)

【著者紹介】
高井英幸 : 1941年東京都生まれ。立教大学卒業後、1964年東宝に入社、興行部へ。最初の11年は有楽座、スカラ座、日比谷映画など映画館に勤務。その後、東宝映画の製作現場へ。1983年から映画調整部で企画、編成の仕事に従事。2002年より東宝代表取締役社長。2011年退任し相談役に。公益財団法人徳間記念アニメーション文化財団理事、公益財団法人ユニジャパン理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • aika さん

    映画館に通い、映画のとりこになった少年。やがて東宝の社長となる彼が語る有楽座など古い劇場の構造や昭和を代表する名作の解説、映画づくりの秘話の数々に、映画に明るくない私でも興味深く読むことができました。高校生のときに聴いていた鈴木敏夫さんのラジオ「ジブリ汗まみれ」で本書が紹介され、タイトルと昭和レトロな映画の空気感に惹かれたことを思い出しました。それから手にとるのに6年ほど経ってしまいましたが、映画とともに生き、映画に愛された高井さんの真っ直ぐな文章に、大好きなことに人生を懸けられることの幸せを感じました。

  • つーこ さん

    1953年に映画に出会った少年が、映画に魅了されその後東宝に入社し映画を作る仕事に携わる。とにかく映画が好きだということは伝わってきた。映画の歴史や時代背景、街の変化、そして名作の話などが、ものすごい熱量を持って記されていた。この時代はものすごい熱量があり皆が前向きで、想像するだけでワクワクする。

  • まこ さん

    全編にわたって見た映画の解説がすごくノリノリで、著者の映画好きが伝わってくる。後半、著者が複数の企画に同時に関わっているのだが、一応メインで語っているはずの企画を置いといて別の企画が本格的に動き出した辺りは、思わず「あの企画はどうなったんだ」って読み進めてしまったり。劇場スタッフ・製作双方の意外な裏話も聞けますよ。

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