人生は彼女の腹筋

駒沢敏器

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784093863780
ISBN 10 : 4093863784
フォーマット
出版社
発行年月
2014年06月
日本
追加情報
:
275p;20

内容詳細

場所と時間、出会いと別れを紡いだ「ここではないどこかへ」の物語。惜しまれながら逝った作家の最後の作品集。

【著者紹介】
駒沢敏器 : 1961年東京都生まれ。雑誌『SWITCH』の編集者を経て、作家、翻訳家に。2012年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アキ さん

    2012年に逝去した駒沢俊器の短編集。福岡のセレクトブックストアで知った。表題作もいいが、『那覇空港のビーチパーティー』『ルイジアナ大脱走』がすごくいい。「50歳代も半ばくらいになると、過去の記憶が向こうから不意に、自分に割り込んで来ることがあるんです。いつの時代とか、何歳の頃とか、それは自分からは選べない。でも気がつくと昔のビジョンに囚われたまま、今を見たりしているんです」・「言いたかったのは、こういうことだ。人生においてひとつの価値を見つけられたなら、それだけですでに素敵なことじゃないのか」沁みる文章

  • ぶんた さん

    題名に惹かれて。一章を読んで、おっ、これは期待できるかもと思ったけど、それぞれの章に独立した雰囲気があって、合わないものもあった。あとは、「ルイジアナ〜」が好み。自分の知らない世界に触れた時にはっとさせられる感覚がいいす。

  • おおにし さん

    ひときわ目を引く表題作も良いが、私は最後の「秋になれば街は」という小品が好きです。4年前に離婚した元夫婦が京都の街で偶然出会うのだが、再開した二人にはもはや過去のわだかまりはなく、お互いに過去の思い出に暖かい懐かしさを感じあうというシンプルなお話。作者の駒沢さんは実生活で離婚経験があるうえに、この作品が発表された数か月後に死去されたこともあり、読んでいるうちに駒沢さんのいろいろな思いが伝わってきて、うるっときてしまいました。

  • ケイティ さん

    何だか独特な雰囲気の作品でした。著者は翻訳者なので、文章にもそれを感じさせるような不思議な距離感。遠くて近い、クールなのに熱っぽい。正直、ストーリー展開は微妙で中だるみしてしまうものもありましたが、この雰囲気に引っ張られて気づいたら読了。表題の作品が良かったです。

  • Kazehikanai さん

    衝撃的な最期を迎えた作家の遺作的、短編集。作家の人生が垣間見れる気がする。そこには、同意したくないが共感できてしまう部分もある。どの物語も壮大でなく、何気なく通り過ぎた気がして、強い印象は残らないが、それが普通と言われそうな私たちの人生なのかもしれない。作家の人生がうっすらと見える、そこには自分の一部も共感として存在する、その人生には面白味のある物語はない。何となく通り過ぎる、特に意味がないもの、意味などなくて良いもの。人生と彼女の腹筋と。

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