川崎警察 真夏闇

香納諒一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784198658175
ISBN 10 : 419865817X
フォーマット
出版社
発行年月
2024年04月
日本
追加情報
:
328p;20

内容詳細

京浜運河沿いで死体があがった。身元は暴力団員の母親。故郷の沖縄に里帰りし、当日、羽田空港に戻ってきたばかりだった。発見現場に臨場した川崎警察署捜査係デカ長の車谷は、軽バンから不審な荷物を下ろして走り去った二人組の男がいたことを聞きつけ、全力で有力容疑者を追う。だが、思わぬところで別の殺人事件が起きた。被害者は沖縄の土地開発や経済交流に尽力する会社社長。本土復帰を翌年に控えた沖縄を「鍵」にして、ふたつの事件が、予期せぬ様相で絡み合つていく…。累計20万部ヒットKSPシリーズの著者渾身の書下し長篇警察小説。

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ナミのママ さん

    〈川崎警察シリーズ〉2作目。1971年(昭和46年)沖縄本土復帰の1年前、1ドル= 360円、渡航にパスポートが必要だった時代が舞台。沖縄出身の暴力団員伊波の母が残忍なやり方で殺された。前作では混沌とした川崎を舞台に昭和のノスタルジックを感じた作品だったが、今回は沖縄色が濃かった。復帰に絡む色と欲。川崎警察署の刑事・車谷を始めとする警察の面々と登場人物たちの心情がとてもよく伝わってくる。「人って誰も、勝負できるものを使って勝負するのよ」銀座のママのセリフ、今では通用しないのだろうがキライじゃない。

  • TAKA さん

    今作も期待通り面白かった。沖縄本土返還の裏で土地売買を巡る犯罪まがいの事が行われていた事実は全く知らなかった。いつの時代も美味しい蜜は一部の特権階級の奴らが吸い上げて、泣きを見るのは一般市民。ちょっと切ない結末だった。返還前は沖縄に行くのにパスポートが必要だったり、車は左走行だったりした事はおぼろげに覚えている。昭和臭さ満開の車谷班の活躍をまだまだ読みたいぞ。

  • fuku3 さん

    2024.4.20読了。シリーズ第2弾。昭和46年沖縄が本土に返還される前年、京浜運河沿いで女性の変死体が上がった!遺体は下腹部が切り裂かれ腸がはみ出されていた!地元のヤクザ伊波肇の母親、照子と判明!川崎署の車谷(谷チョウ)は伊波に会い絶対に犯人を捕まえるから勝手に動くな!ヤクザ同士の諍いは起こすなと諫めに行く!遺体を遺棄した二人組の男、一人は片足を引き摺っていたとの情報!照子は沖縄に里帰りをした直後に羽田から行方が不明に…。まだ戦争の爪痕が沖縄には残っていた!本土から銭ゲバが沖縄の土地を買い漁る!

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

香納諒一

1963年、神奈川県生まれ。91年、「ハミングで二番まで」で小説推理新人賞を受賞。99年、『幻の女』で日本推理作家協会賞を受賞。主にハードボイルド、ミステリー、警察小説のジャンルで旺盛な執筆活動をおこない、その実力を高く評価される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品