基本情報
内容詳細
1970年代の川崎―。工業地帯として発展する裏で、漁師たちは立ち退きを迫られ、漁業権を巡って分断が生じていた。また朝鮮からの流入者との間で住民感情は複雑化していた。そんな土地で、多摩川河口に溺死体があがった。遺体は元漁師の矢代太一。彼は漁業権問題で漁民をまとめる折衝役だった。遺体には複数の打撲痕が認められ、漁師の溺死という不自然さと併せて事件性を窺わせた。そして遺品にはキーホルダーがふたつ。自宅以外にも家の鍵を所持しているようだった。川崎警察署刑事課のデカ長、車谷一人は、捜査に乗り出す。不審死事件の背後には予想外に深い闇が広がっていた…。
【著者紹介】
香納諒一 : 1963年、横浜市出身。早稲田大学卒業後、出版社に勤務。91年「ハミングで二番まで」で第13回小説推理新人賞を受賞。翌年『時よ夜の海に瞑れ』(祥伝社)で長篇デビュー。99年『幻の女』(角川書店)で第52回日本推理作家協会賞を受賞。主にハードボイルド、ミステリー、警察小説のジャンルで旺盛な執筆活動をおこない、その実力を高く評価される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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starbro さん
読了日:2023/02/18
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人物・団体紹介
香納諒一
1963年、神奈川県生まれ。91年、「ハミングで二番まで」で小説推理新人賞を受賞。99年、『幻の女』で日本推理作家協会賞を受賞。主にハードボイルド、ミステリー、警察小説のジャンルで旺盛な執筆活動をおこない、その実力を高く評価される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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