世につまらない本はない 朝日文庫

養老孟司

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784022618443
ISBN 10 : 4022618442
フォーマット
出版社
発行年月
2015年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
244p;15

内容詳細

読書とは、脳をつかった運動だ!養老流読書術の神髄がここに登場。後半では、博覧強記の三粋人が自らの愛読書と書の接し方を明かしてくれる。「もし、無人島に持っていくなら」「本読みの、あなただけの秘策は」などの質問に、バックグラウンドの違う3人はなんと答えるか?

目次 : 第1部 「養老流」本の読み方 養老孟司(「読み聞かせ」と子どもの脳/ 「読書脳」の仕組み/ 「唯我独尊」としての読書/ 「バカの壁」越える読書)/ 第2部 鼎談バカにならないための本選び 養老孟司 池田清彦 吉岡忍(米国がわかる本/ 価値観変える本/ 科学を楽しむ本/ ミステリーと言えば/ 鴎外vs.漱石/ 勝手にノーベル文学賞/ 旅行記を手に/ 京都でマンガ三昧/ 伝記は女が書く/ 太宰と安吾/ 「時代小説」万歳/ 意外な詩人は/ 唸る写真集)

【著者紹介】
養老孟司 : 1937年神奈川県生まれ。解剖学者、東京大学名誉教授。89年『からだの見方』でサントリー学芸賞、2003年『バカの壁』で毎日出版文化賞特別賞授賞

池田清彦 : 1947年東京都生まれ。生物学者、早稲田大学国際教養学部教授、山梨大学名誉教授

吉岡忍 : 1948年生まれ。作家。87年『墜落の夏―日航123便事故全記録』で講談社ノンフィクション賞、日本ジャーナリストクラブ大賞授賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Eee さん

    前半は養老さんの本や読書にまつわるお話。特に子どもへの読み聞かせについて。こどもを優秀に育てたいと思い、読み聞かせをするのはいかがなものかと物申していらっしゃいました。よくできる子はよく外で遊ぶ子である。本ばかり読んでいてはだめだと。あれをすれば頭が良くなるなどの情報過多な時代ですが、それは一つの方法であるだけ。人間の脳はそんな単純なものではありません。解剖学的な意見でした。後半は本にまつわる対談です。あっちへこっちへ話しが飛ぶのも、楽しく読むことができました。

  • Lee Dragon さん

    前半は養老孟司さんが考える読書への姿勢。後半は養老さんが友人の学者達と一緒にオススメ本談義。面白かったのが、漢字は表意文字であるため、日本語を読む時に音に反応する脳の部位と意味に反応する脳の部位の2つを使っており、これは英語を含むその他の言語とは違うことを初めて知った。だから書かれた日本語は難しい。逆に考えると英語を勉強する時は音に対応させると良いのではないだろうか。養老孟司さんは本を目を通し引っかかったところだけ読むという方法をやっているそうだ。また、書かれていない事を読む姿勢見習いたい。

  • ばりぼー さん

    養老流本の読み方。人は「知育(入力)」「徳育(演算)」「体育(出力)」の三つで成長していく。人は歩けない状態から始まり、それが歩けるようになるのは「入力」「演算」「出力」という脳のぐるぐる回しによって、脳の中にプログラムが自然にできていくからだ。赤ちゃんがハイハイし始めると、1メートル先のリンゴと目の前のリンゴでは違って見えるが、それを同じリンゴだと学習していく。このグルーピングという認識は人間特有の能力の一つで、生物の世界では進化するほど五感が退化していく。ペットの犬は人間の側では誰が呼んでも「ポチ」↓

  • ちさと さん

    前半は脳の働きという観点からの養老流「読書」の解説、後半は解剖学者・生物学者・作家の三人の、テーマに沿ったおすすめの本についての鼎談です。養老さんのお話はいつも通り外遊びのススメ。入力+徳育+出力のぐるぐる回し。メインは後半。好奇心を誘われるような会話が非常に巧みで、普段敬遠している種類の本も読みたくなってしまいます。勝手にソーシャルプレッシャーを感じてしまいました。

  • 緋莢 さん

    「読み聞かせ」は脳の発達に役立つのか?読書をしている時、脳はどのように働くのか?など、読書と脳についての養老流読書術を紹介。後半では、生物学者・池田清彦と作家・吉岡忍と「価値観変える本」、「鴎外VS漱石」など本選びの鼎談を収録。

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人物・団体紹介

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養老孟司

1937年生まれ。東京大学名誉教授、医学博士、解剖学者。東京大学退官後、北里大学教授、大正大学客員教授を歴任。京都国際マンガミュージアム名誉館長。1989年、『からだの見方』(筑摩書房)でサントリー学芸賞、2003年、『バカの壁』(新潮社)で毎日出版文化賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された

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