ホラー小説大全

風間賢二

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784791775712
ISBN 10 : 4791775716
フォーマット
出版社
発行年月
2023年07月
日本
追加情報
:
720p;20

内容詳細

読者を怖がらせることにほとんどの力点がおかれている“ホラー小説”。その起源はどこにあるのか。いかにして発展してきたのか。読者を怖がらせる仕組みはどこにあるのか。18世紀のゴシック小説から21世紀のポスト・ミレニアルホラーまで時代の流れを俯瞰し、ホラージャンルをベストセラーにしてきたものたちの妙技を読み取り、ホラー小説たるものの全貌を明らかにする。

目次 : 第1部 西洋ホラー小説小史(一八世紀―ゴシック小説とは何か/ 一九世紀―ゴースト・ストーリーと科学 ほか)/ 第2部 近代が生んだ三大モンスター+コンテンポラリー・ゾンビの誕生(フランケンシュタインの怪物/ 吸血鬼ドラキュラ ほか)/ 第3部 スティーヴン・キングの影の下に(モダンホラー盛衰記/ 帝国と魔女たちの宴 ほか)/ 第4部 サイコとエログロ・スプラッタ(二〇世紀末アメリカン・ホラー事情/ 魔性の子どもたち ほか)/ 第5部 古典・名作・傑作ホラー・ベスト(モダンホラー・ベスト―テーマ別ベスト長編60/ アンソロジーと個人短編集別ベスト中短編40 ほか)

【著者紹介】
風間賢二 : 1953年生まれ。武蔵大学人文学部卒業。幻想文学研究家。翻訳家。1998年『ホラー小説大全』(角川書店)で第51回日本推理作家協会賞を受賞。第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査委員会推薦作品ロバート・カークマン『ウォーキング・デッド』(飛鳥新社)シリーズなど多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 緋莢 さん

    図書館本。1997年に刊行された『ホラー小説大全』、2002年に増補版として文庫化され、その増補版にさらに追加したのが本書(詳しくはあとがきに書かれています。2014年に文庫化されたのは、元版の文章を手直ししただけらしい)文庫は448ページでしたが、そこからさらに250ページ増えています。価格も4400円(税別)とかなりいいお値段になっていますが。18世紀のゴシック小説 (ゴシックは粗野な蛮族であるゴート人を意味する蔑称というのは知りませんでした)から始まり(続く

  • まさ☆( ^ω^ )♬ さん

    本にしても映画にしても、どんなジャンルが好きかと聞かれたらホラーと答えるかも。なので、本書を本屋で見かけた時は即買いでした。楽しく読んだが、最新の情報までは網羅してない。最近好んで読む北欧系のホラーは全く紹介されてなかったし。また、紹介されている作品の殆どが新刊では入手できないと思われ、現代ではホラーはマイナーなのかなあ、と少し寂しく感じた。読みたい本が沢山あったのに読めないという不満が・・。古書探しをするしかない。

  • じゃくお さん

    ホラー小説の歴史を語る本にしては作者の衒学趣味が気になるし、ブックガイドとするには紹介が物足りない。まあ読み物としては楽しめたんだけど、ホラー小説の入門書にはなり得ないかな。しかしキングの影響ってのは凄いものだね。やはりキング作品は読むべきだと実感したよ。話は逸れるが、僕も恐怖に対する美学は持ち合わせている。僕にとって最大の恐怖とは尊厳の破壊だね。吸血鬼なんてクールな存在に殺されたって最大の恐怖は感じない。やはり醜悪で下品で名を持たない存在に汚らしく殺されるのが最高にゾクゾクする。

  • pulp さん

    2ヶ月間拾い読みしていたら、どうやら読了していた模様。私は角川文庫版以来だから20年ぶりか。で、思い出した。あの時は『サイコメトリック・キラー』や『ミッドナイト・ブルー』なんかをここの紹介で読もうと思ったんだな。でも、『聖なる血』の記述がない。削られたか? 記憶違いか? 今回、新たに追加された章もあるが、90年代の原稿が主。それに現時点での情報が加筆されているので、なんだかその箇所が少し浮いている印象。さて、10年後くらいに果たして『最終版』は刊行されるのだろうか?(誰もそんなこと言ってないよ)

  • izumone さん

    02年の増補版に続いての完全版は,体積で3倍価格で5倍の大増補。当然増えた分は21世紀の20年間の情報が盛られているだろうと期待したのだが,それは第4章の21世紀小説史だけ。とても参考になるけれど700頁中の40頁。全体としては80年代,90年代に偏っている。今回の増補文の3分の1は初出が90年代だし,期待したアップデートには物足りない。第五部のプックガイドも20世紀までのままだし,今回増補された本は90年代の「青い鳥文庫」中心。竹書房文庫とかナイトランド叢書とかの本もガッツリ紹介してほしかった。

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