スティーヴン・キング論集成 アメリカの悪夢と超現実的光景

風間賢二

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784791773763
ISBN 10 : 4791773764
フォーマット
出版社
発行年月
2021年05月
日本
追加情報
:
542p;20

内容詳細

恐怖をベストセラーにした男。18世紀のゴシック・ロマンス、19世紀の英国ゴースト・ストーリー、20世紀のアメリカ産パルプホラー、そして日常生活を背景に人々の体験する戦慄が描かれる21世紀―。昔も今も人を虜にしてやまない、スティーヴン・キングの圧倒的作品世界をつまびらかにする。批評・作品論の決定版!

目次 : 第1部 デビュー作から初期傑作『ザ・スタンド』まで。七〇年代のキング作品(恐怖の聖地メイン州/ 批評家の戯言を聞くほど暇じゃない!―キング評集/ 五〇年代B級SFホラー映画とECコミック―「霧」『呪われた町』『クリープショー』 ほか)/ 第2部 八〇年代モダンホラー全盛期の作品から二一世紀ゼロ年代の作品まで(恐怖の暦物語―『人狼の四季』/ 断片化と結合の物語―『IT』/ 虐待される作家―『ミザリー』 ほか)/ 第3部 キング・ワールドの枢軸“ダークタワー”シリーズ(“ダークタワー”サーガ物語要約/ 第一巻『ガンスリンガー』/ 第二巻『運命の三人』 ほか)

【著者紹介】
風間賢二 : 1953年生まれ。武蔵大学人文学部卒業。幻想文学研究家。翻訳家。1998年『ホラー小説大全』(角川書店)で第51回日本推理作家協会賞を受賞。著書のほか、訳書に第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査委員会推薦作品ロバート・カークマン『ウォーキング・デッド』シリーズなど、多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • starbro さん

    スティーヴン・キングは数十年に渡って読んでいる作家の一人ですが、キングの研究書は、初読です。やはり、キングは70年代の初期作品が良い気がします。研究者は色々と論じていますが、キング本人はあまり考えていないのではないでしょうか?今後もキングの作品を読み続けていきます。 http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3559

  • パトラッシュ さん

    正直キング作品はあまり読んでいない。ホラー小説はラヴクラフトやジェイムズ系が好みなのに加え、凶器にもなる大作が次々と出るので手に負えなかった。本書で論じられる作品も大半は未読だが、なぜアメリカでキングが好まれるのかが見えてくる。孤立した田舎町や一軒家に住み周囲が危険になっても助けを求められないアメリカ人は、そんな内なる恐怖を超現実的ドラマとして提示されたら確かに夢中になるだろう。描かれる異常や悪夢を現実のものとしてとらえられるかがホラーものの売れるカギだが、日本人が一番怖いのは超常現象ではなく人間だから。

  • ハスゴン さん

    少し高いが是非とも、キング好きならばお手元に置いて置いて読んでいない本を探したり、巻末の評価を照らし合わせたりできるのが面白い。

  • ぐうぐう さん

    風間賢二によるキング本第二弾。最初のキング本は、キング伝、メイン州探訪記、作品論の三本柱の構成だったが、この『スティーヴン・キング論集成』は、ガッツリとした作品論だ。ほぼ年代順に追っているので、同時にキングの経歴の流れも重ねて紹介され、とてもわかりやすい構成となっている。残念なのは雑誌や文庫解説といった過去の原稿が転載されていて、書き下ろしがほんのわずかしかないことだ。もちろん、加筆修正はされてはいるものの、直近の作品(例えば、ホッジズ三部作など)へのフォローがなされていないのは寂しい。(つづく)

  • あっちゃん さん

    キング評論家なるものが存在するほど!解説っぽいと思ったら、まさに今までの解説も載っていた(笑)私的にはホラーも嫌いじゃないけど、ドロレスクレイボーンやグリーンマイルのような感情を揺さぶるようなものが好きなんだけどなぁ( ̄▽ ̄)

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