奇策 北の関ケ原・福島城松川の合戦 祥伝社文庫

風野真知雄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784396331184
ISBN 10 : 4396331185
フォーマット
出版社
発行年月
2003年07月
日本
追加情報
:
16cm,361p

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これぞ戦国時代の軍記物!是非読んでみて下...

投稿日:2021/04/10 (土)

これぞ戦国時代の軍記物!是非読んでみて下さい! 詳細はネタバレになるので無粋なので省略いたしますが、本庄繁長というと上杉謙信に反旗を翻し一年に渡り激闘を繰り広げたが許され、以降、上杉家に忠義を尽くすという所謂「ひとクセある名将」の伊達政宗との最後の戦いを描いた小説です。 ここで描かれている「最後の戦い」は奇麗ごとでは済まされない実社会で自分よりも優位な相手にいかに「負けない」かということを考える上で非常に参考になると思います。 話の展開やテンポも素晴らしく読みやすいので是非読んでいただきたい一冊です。 オススメ!

I.O.U さん | 北海道 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 糜竺(びじく) さん

    西暦1600年の日本で最も有名な歴史的出来事といえば、関ヶ原の戦いでしょう。しかし、この作品はその関ヶ原の戦いの同時期に福島で起きた、はっきりいえばかなりマニアックな戦いを描いた作品です。主人公は、上杉景勝の配下の本庄繁長という武将です。正直、名前しか聞いた事しかない武将でした。その主人公が、5倍もの軍勢を引き連れている徳川方の有名な戦国武将、伊達政宗の攻撃に対して、いかに奇策をもって戦ったかが描かれている作品です。60歳を過ぎた主人公ですが、彼の老獪さが非常に冴え渡る内容で、読みがいがありました。

  • アイゼナハ@灯れ松明の火 さん

    上杉家中にその人ありと知られた叛骨の猛将、本庄繁長を主人公に、関ケ原の戦の後、勝ち馬に乗らんと会津に攻め込んできた伊達政宗との間で行われた松川の合戦の模様を描く。かつての猛将も六十を過ぎ、一見相当に頼りなさげなんですが、中々どうして味がある爺さまとして描かれてます。謙信存命の頃ですら一度背いた実績を持つ男が、上杉家危急存亡のときに果たして如何に動くのか・・・会戦前の伊達勢との虚々実々のやり取りも中々。『水の城』に引続き、あまり知られた合戦ではないですが、大変楽しく読めました。面白し。

  • future4227 さん

    歴史上あまり語られることのないマニア受けしそうな福島城松川の合戦。関ヶ原の合戦の最中、東北では伊達家と上杉家の攻防が繰り広げられていた。二万の軍勢を率いる伊達政宗、それを迎え撃つ本庄繁長の軍勢三千五百。これまたマニア好みの武将。圧倒的不利な状況の中、意表を突く作戦で面白いように伊達政宗を翻弄する。いやぁ、まだまだ凄い武将がいるもんだなぁ。作者の風野さん、忍城の攻防を描いた作品といい、この作品といい、判官びいきなのかな。

  • スー さん

    上杉謙信と景勝に仕え謙信に謀叛を起こした事もあるくせ者、本庄繁長が関ヶ原の戦いで西軍敗北後に攻めて来た伊達政宗と戦った松川の合戦を見事に描いています。若さ溢れる伊達政宗ですが未熟さも目立ち上杉軍と本庄繁長の名にビビり気味で黒脛巾組と片倉小十郎との対立と問題も多い。本庄側も圧倒的な伊達軍が相手なので情報漏れと裏切り者の存在で不安も多い。この戦いは知らなかったのでとても楽しく読めました。

  • 只三郎 さん

    二万の軍勢で上杉の福島城を攻める伊達政宗。 そして、三千の軍勢で迎え撃つのは上杉軍の家老 本庄繁長。 繁長が伊達軍を翻弄する様がテンポ良く描かれており、最後まで飽きずに楽しむことができた。

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人物・団体紹介

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風野真知雄

1951年、福島県生まれ。立教大学法学部卒。93年に「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞し、デビュー。2015年、「耳袋秘帖」シリーズで第4回歴史時代作家クラブ賞・シリーズ賞、『沙羅沙羅越え』で第21回中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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