脳を開けても心はなかった 正統派科学者が意識研究に走るわけ

青野由利

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784806716600
ISBN 10 : 480671660X
フォーマット
出版社
発行年月
2024年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
280p;19

内容詳細

「意識」に代表される生命現象のすべては、物質レベルで説明できるのか。意識研究に挑んできた世界の天才・秀才科学者たちの心の内を、科学ジャーナリストがインタビューや資料から読み解く。ノーベル賞科学者に代表される正統派科学者が、脳と心の問題にハマるのはなぜか。その理由から浮き彫りになる現代最先端科学の光と影。分子生物学、脳科学、量子論、複雑系、哲学、さらに最先端のAIまで、意識研究の過去から近未来までを展望。

目次 : 1章 二〇世紀の科学の勝利とほころび/ 2章 ノーベル賞から「意識」へ/ 3章 哲学?いや科学で解こう/ 4章 「AIは意識を持つか」論争/ 5章 複雑系は還元主義の限界を突破できるか/ 6章 ノーベル賞科学者が意識研究に走るわけ

【著者紹介】
青野由利 : 科学ジャーナリスト。毎日新聞で生命科学、天文学、宇宙開発、火山など幅広い科学分野を担当し、論説委員やコラムニストを務めた。科学報道を牽引してきた業績で2020年度日本記者クラブ賞受賞。東京生まれ。東京大学薬学部卒。東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。フルブライト客員研究員(MIT・ナイト・サイエンス・ジャーナリズム・フェロー)、ロイター・フェロー(オックスフォード大学)。著書に科学ジャーナリスト賞を受賞した『インフルエンザは征圧できるのか』(新潮社)、講談社科学出版賞を受賞した『ゲノム編集の光と闇―人類の未来に何をもたらすか』(ちくま新書)等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mim42 さん

    科学ジャーナリストの視点で編纂された意識の科学史。25年前の書籍のアップデートということで正直そこまで期待はしていなかったが、結果としては大変有意義な読書時間となった。前提知識が無い人でも楽しめそうな内容。メインテーマは「なぜノーベル賞クラスの物理学者が意識科学に転向するのか」であり、最近の意識科学という訳ではない。しかし、物理学者ならぬ哲学者のディヴィド・チャーマーズによるNeurips基調講演のarxiv原稿がサマリーされているなど、見所多数。著者と一流研究者たちの生の会話に基づいた記録は貴重だ。

  • くらーく さん

    四半世紀前の本なのですな。古さは感じないな。それだけ、この分野が進んでいないという事か? タイトル通りの事を、湯川秀樹が実施していたのは、初めて知った。遺言した母親と実施した湯川秀樹。両方とも凄いけどな。大統一理論のように、意識の理論化が出来るかどうかは、さっぱり分かりませんが、研究がこちらの方に来るのは分かるような気(気持ちですよ)がします。シンギュラリティまであと10年位?でしょうかね。強いAIが出来た時に果たしてどんな成果が出てくるのでしょうかねえ。生きていたとしても、わかんないだろうな、さっぱり。

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