青江三奈さんと言えばブルース歌手だと決めつけてましたが、こんなに素晴らしいジャズアルバムも出していたとは！ジャズファン必聴です。

日本人の女性歌手のジャズ系の歌唱を戦後すぐからいろいろと聴いてきて，この盤にたどり着きました．バックの演奏や全体の雰囲気はとても良い．ただ発音がいま一つで私は白けた．愛聴するにはちょっとつらい感じ．

...this life tortures the soul...

”Most special Live album”かと思いきや、そうではないのです。ニューヨークのスタジオとホールでの録音を繋いで、ライヴに見立てた粋で”Most special Occasion”なアルバム。BackMusicianは、ドラムスのみ日本の方 です。Trumpet,Flugelhornは、Lou Soloffが担当。 　のっけから「伊勢佐木町ブルース」ゆえに「ため息」が素敵です。 本来の”Blues”ではないものの、Jazz仕立てで青江さんの魅力が作用して「限りなく”Blues”に近いブルース」に聴こえます。妖しいアンニュイ感と共に、かって日本の地方都市・歓楽街にあった「大きなキャバレー」の雰囲気も感じます。（小生、ジュースを飲んでました） 　この文章を書くにあたって、青江さんのオリジナル・ベスト盤CDを開いたら、「新聞の切り取り」が入っていました。 ２０００（平成１２）年７月１４日付読売新聞の記事でした。「歌謡史外伝」　追悼・青江三奈　ため息もう聴けない　一部抜粋しました。 享年５４歳。ご病気でした。ご冥福をお祈りいたします。合掌。 　青江さんと作詞、作曲、編曲者、復刻に携わった皆様に感謝いたします。 素晴らしい情熱です。１０点です。

Amazing sound ! The recordings are superb ! Magnifiques prises de son, bravo aux ing＆eacute;nieurs de JVC !

流石木全さん、いいものを復刻してくださる。

好きなんです！この声。昭和43年発売のアルバムですか・・もう40年も前なんですねぇ・・。歌の情感というのは決して言葉の数ではないのですね、ということを改めて感じました。現在の言葉の乱費とも言うべき曲に比べれば、なんとシンプルで短い歌詞でしょう。そこに青江さんの声と歌いまわしが加われば、こんなにも琴線に響く「歌」となります。再評価されるべき歌手の１人だと強く思います。

青江　三奈とヘレン　メルリたまらない、ハスキーボイス

青江三奈のジャズふぅでちょっとジャズっぽいところがみりょくです。