六本指のゴルトベルク 中公文庫

青柳いづみこ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784122056817
ISBN 10 : 4122056810
フォーマット
出版社
発行年月
2012年08月
日本
追加情報
:
279p 15cm(A6)

内容詳細

グレン・グールドの弾くバッハの「ゴルトベルク変奏曲」。『羊たちの沈黙』のレクター博士が聴いたのは、一九八一年盤だった!?無類の読書家でもあるピアニストが、古今東西の純文学やミステリーに出てくる名曲を取り上げ、音楽がもたらす深い意味を読み解く。第二十五回講談社エッセイ賞受賞作。

目次 : 1(打鍵のエクスタシー/ 白と黒の迷路/ 完璧な演奏 ほか)/ 2(ジャズとスーパー大回転/ 二対七十五/ インプロヴィゼーション ほか)/ 3(音楽のもたらすもの/ つれなき美女/ 音楽家は悪人? ほか)

【著者紹介】
青柳いづみこ : ピアニスト・文筆家。安川加壽子、ピエール・バルビゼの両氏に師事。フランス国立マルセイユ音楽院首席卒業。東京芸術大学大学院博士課程修了。1989年、論文「ドビュッシーと世紀末の美学」により、フランス音楽の分野で初の学術博士号を受ける。90年、文化庁芸術祭賞受賞。演奏と執筆を両立させ、著書には『翼のはえた指評伝安川加壽子』(吉田秀和賞)、『青柳瑞穂の生涯』(日本エッセイスト・クラブ賞)などがある。大阪音楽大学教授、日本ショパン協会理事。『六本指のゴルトベルク』でも、第25回講談社エッセイ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • やいっち さん

    まずは筆者の履歴が凄い。「青柳/いづみこ ピアニスト・文筆家。安川加壽子、ピエール・バルビゼの両氏に師事。フランス国立マルセイユ音楽院首席卒業。東京芸術大学大学院博士課程修了。1989年、論文「ドビュッシーと世紀末の美学」により、フランス音楽の分野で初の学術博士号を受ける」…まだまだ続く。音楽は元より文学などへの造詣も、そんじょそこらの書評家など足元にも及ばない。

  • KAZOO さん

    これは、やはり岩波の「図書」という雑誌に連載されていたものがメインになっています。純粋に音楽ということではなく、音楽に関係した様々な話題を提供してくれています。それこそこの本の題名となっている有名な小説に関する話題も飽きさせないで面白く提供してくれています。非常に読みでがある本だと感じました。

  • パワー3 さん

    映画や小説の色々なシーンに流れる音楽を取り上げて、、、四方山話。音楽家の音楽にかける情熱というか、思考・身体が音楽に侵略されてしまったが故の奇人ぶりが所々に散りばめられている。おもしろい!

  • ムーミン2号 さん

    ドビュッシーの演奏・研究に定評のある著者は、文芸にも通じていて、音楽関係の著作について岩波書店の「図書」に連載されたものをまとめた本。こんなに音楽を扱った本があることさえ知らずにいた。クラシックばかりでなく、ジャズの本も古典(トルストイの『クロイツェル・ソナタ』やロマン・ロランの『ジャン・クリストフ』等)も推理小説も国内外を問わず、特に音楽関係の部分を中心に書かれている。音楽家の特殊性や天才たちの異常性も垣間見えて面白い。

  • サティ さん

    ピアノ弾きはけっこう数字マニアらしい。モーツァルトの曲はケッヘル番号がついているのだけれど、モーツァルトに詳しい人は、飛行機に乗るのも、飛行機の便が626便だと、それは、ケッヘル626番はレクイエムだから、縁起が悪いとか。そこまでこだわる。しかも、完璧主義。それは、音を1音も間違えてはいけないという。とにかく音を踏み外してはいけないって、何度も練習をする。舞台の前は怖い。音を外さないか。本当、ピアノを弾くのは怖い。何年か前に舞台でピアノを弾いた時にラストで派手に音を外した。それ以来人前で演奏をするのが怖い

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人物・団体紹介

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青柳いづみこ

1950年、東京都生まれ。ピアニスト、文筆家。フランス国立マルセイユ音楽院卒業。東京芸術大学博士課程修了。1990年、文化庁芸術祭賞受賞。99年『翼のはえた指』で吉田秀和賞受賞、2001年『青柳瑞穂の生涯』で日本エッセイストクラブ賞受賞、19年『六本指のゴルトベルク』で講談社エッセイ賞受賞。日本ショ

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