Y駅発深夜バス ミステリ・フロンティア

青木知己

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488017934
ISBN 10 : 4488017932
フォーマット
出版社
発行年月
2017年06月
日本
追加情報
:
288p;20

内容詳細

運行しているはずのない深夜バスに乗った男は、摩訶不思議な光景に遭遇した―奇妙な謎とその鮮やかな解決を描く表題作、女子中学生の淡い恋と不安の日々が意外な展開を辿る「猫矢来」、“読者への挑戦”を付したストレートな犯人当て「ミッシング・リング」、怪奇小説と謎解きを融合させた圧巻の一編「九人病」、アリバイ・トリックを用意して殺人を実行したミステリ作家の涙ぐましい奮闘劇「特急富士」。あの手この手で謎解きのおもしろさを伝える、著者再デビューを飾る“ミステリ・ショーケース”。

【著者紹介】
青木知己 : 1969年東京都生まれ。上智大学文学部卒。光文社の公募企画「新・本格推理」に短編「Y駅発深夜バス」を投じ入選、2003年刊の『新・本格推理03 りら荘の相続人』(鮎川哲也監修/二階堂黎人編)に掲載される。この短編は日本推理作家協会と本格ミステリ作家クラブの年刊アンソロジーの両方に収録されるなど、高い評価を受けた。その後も「新・本格推理」に「迷宮の観覧車」「九人病」を投じて入選する。07年には初の長編『偽りの学舎』を刊行したがその後沈黙、『Y駅発深夜バス』で再デビューを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 🐾Yoko Omoto🐾 さん

    ホラー、青春ミステリ、倒叙ミステリ、読者への挑戦など、多彩なラインナップの短編五編。マイベストは、帰宅に怪しげな深夜バスを利用した男の描写にホラーの雰囲気を纏わせながら、別の意味で実にホラーな現実へと収束する「Y駅発深夜バス」。各編非常に魅力的なモチーフやシチュエーションを用いており、様々なテイストを楽しめる作品群。だが、着地そのものは悪くなく、意外性もそれなりにあるにも関わらず、落としどころがどうにも平凡に感じてしまうのが惜しい。面白かったのだが、結末の見せ方にもっと突き抜けた感じの一工夫が欲しかった。

  • nuit@積読消化中 さん

    【日本の夏は、やっぱり怪談〈其の三・和洋折衷編〉(2017年8月21日-31日)】初読作家さん。全編ホラーなミステリ短編集かと思いきや、ホラーテイストなのは「九人病」と表題作の二編でした。中でも「九人病」は私好みで山深い集落で起こる奇妙な話し!著者にはミステリだけではなく、こんなお話をもっともっと書いて欲しい!また、ホラーではないですが「特急富士」のアリバイ、トリックを駆使する作家と編集者の奮闘劇は読み出したら止まらないほどドキドキさせられながら読みました。著者再デビューとありましたので今後も楽しみです!

  • machi☺︎︎゛ さん

    初読み作家さんだったけど面白かった。趣の違う5編の短編集。ちょっとした恋愛ものから読者への挑戦状付きのミステリ、閉塞感のある村での怪奇現象的な奇病などなど、米澤穂信さんの「満願」みたいなテイストだった。特に九人病が面白かった。

  • へくとぱすかる さん

    タイトル作を読んで、主人公・坂本の体験した不思議な深夜の光景について、実はひょっとしたら、と想像した通りだった。たまには当たることもあるんだな。しかしメインの真相は全く予想外のものだったので、やはり作者が一歩も二歩も上だった。さすがです。その他の4作の短編は、いずれもひねってあって、珠玉の作品でした。とくに中学生が活躍する「猫矢来」がよかった。

  • モルク さん

    表題作ほか5話の短編集。運行していないはずの深夜バスに乗ると…の表題作。これはパラレルワールドにでも連れていってくれるファンタジーなのかと思ったら、ガッツリとミステリーしかもブラック系だった。他の話もホラー、密室、時刻表、読者への挑戦もありバラエティーに富み楽しめた。「猫矢来」のような恋愛をまじえた青春ものもよい。ホラーテイストの「九人病」もドキドキした。一冊まるごと楽しめた。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

青木知己

1969年東京都生まれ。上智大学文学部卒。光文社の公募企画“新・本格推理”に短編「Y駅発深夜バス」を投じ入選、2003年刊の『新・本格推理03 りら荘の相続人』(鮎川哲也監修/二階堂黎人編)に掲載される。この短編は日本推理作家協会と本格ミステリ作家クラブの年刊アンソロジーの両方に収録されるなど、高い

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品