平成ストライク 角川文庫

青崎有吾

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041096895
ISBN 10 : 4041096898
フォーマット
出版社
発行年月
2020年10月
日本
追加情報
:
432p;15

内容詳細

JR尼崎駅で通勤電車を待っていたカメラマンの植戸は電車脱線の報せを受ける。その後、ホームで見かけた高校生が事故の取材現場にも現れて…(「加速してゆく」青崎有吾)。私は悪を倒すため、正義のために、彼のブログに殺害予告を書き込み続ける(「他人の不幸は蜜の味」貫井徳郎)。平成に起きた、印象的な事件や出来事をテーマに9人の注目作家が紡ぐ衝撃のミステリ。今を手探りで生きる私たちの心に刺さる、珠玉の競作集!

【著者紹介】
青崎有吾 : 平成3年神奈川県生まれ。明治大学卒。平成24年に『体育館の殺人』で第22回鮎川哲也賞を受賞してデビュー

天祢涼 : 昭和53年生まれ。平成22年に『キョウカンカク』で第43回メフィスト賞を受賞してデビューした

乾くるみ : 昭和38年静岡県生まれ。静岡大学卒。平成10年に『Jの神話』で第4回メフィスト賞を受賞しデビュー

井上夢人 : 昭和25年生まれ。昭和57年に徳山諄一との岡嶋二人名義で第28回江戸川乱歩賞を受賞してデビュー。平成4年に『ダレカガナカニイル…』(新潮社)で再デビューした

小森健太朗 : 昭和40年大阪府生まれ。東京大学卒。昭和57年に史上最年少の十六歳で江戸川乱歩賞の最終候補になり話題を集める。平成6年に『コミケ殺人事件』(出版芸術社)でデビュー

白井智之 : 平成2年千葉県生まれ。東北大学卒。平成26年に『人間の顔は食べづらい』(KADOKAWA)でデビュー

千澤のり子 : 昭和48年東京都生まれ。専修大学卒。平成19年に宗形キメラ名義で二階堂黎人との合作を発表後、平成21年に『マーダーゲーム』(講談社)でデビュー

貫井徳郎 : 昭和43年東京都生まれ。早稲田大学卒。平成5年に『慟哭(どうこく)』(東京創元社)でデビュー

遊井かなめ : 昭和55年福岡県生まれ。東京外国語大学中退。「レコード・コレクターズ」(ミュージック・マガジン)などの編集を経て、フリーの編集者に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 麦ちゃんの下僕 さん

    「平成」に起きた出来事や世情を題材にしたミステリーを、「平成」にデビューした9名の作家が書き下ろした意欲的なアンソロジー。まず冒頭の青崎さんから凄い!福知山線脱線事故をまさかそこに繋げてくるとは!?ネットの炎上をテーマにした井上さん&貫井さんのは、実に好対照。二分の一成人式に虐待を絡めた千澤さんのは、本当に胸が苦しくなります(泣) 実は初読みの白井さんは…エロ・グロ・バカ(!?)三拍子揃った怪作(笑)(←これでも単行本よりマイルド!?) 乾さん&天祢さんのは、ほろ苦い中にもポジティブさがあって救われます。

  • スエ さん

    「平成」。長かったような短かったような30年。様々な災害や事件、ニュースがあった30年。「バイトテロ」「消費税増税」「ネット冤罪」など、9人の作家による平成アンソロジー。平成元年生まれのワタクシには感慨深い一冊でしたね。(嘘っぱち)特に、乾くるみ「消費税狂騒曲」にハマりました。3%、5%、8%。上がってゆくのは税金と血圧ばかりとな……。ふぅ〜。

  • のんちゃん さん

    平成に起きた事件や話題となった事象を9人のミステリ作家が綴るアンソロジー。福知山線脱線事故、新興宗教、消費税増税、ネット絡みの事件等を扱っている。が、どの作品もかっちりとしたミステリではないので、そこを期待される方には合わないかもしれない。好みの作品は青崎有吾氏と乾くるみ氏。いつも頭を使って読む乾作品だが、今回はすんなり納得。巻末に平成の簡単年表が載っているが本当に災害と事件の多発した時代だったと思う。私にとっても平成は祖母と母を野辺送りし、子育てに邁進した激動の時代だったと年表を読み感慨深かった。

  • ベローチェのひととき さん

    妻から廻ってきた本。平成に起きた事件や出来事を題材とした9人の作家による9編のアンソロジー。福知山線脱線事故、消費税増税、ネット冤罪、東日本大震災などがテーマとなっている。青崎有吾さんの「加速してゆく」のみ既読で後は初読みだった。それぞれに味が出ていて楽しめました。個人的には貫井徳郎さんの「他人の不幸は蜜の味」が印象に残りました。SNSの世界ではいつ自分が被害者になるかわからない。気をつけようと思います。

  • おうつき さん

    福知山線脱線事故、SNS炎上、東日本大震災など、平成に起きた事件やムーブメントを題材にしたミステリーアンソロジー。エンタメとして消費するには苦しい題材も、作家陣が真摯に向き合って描いた事が伝わってきた。青崎有吾が福知山線脱線事故を描いた「加速していく」、貫井徳郎がネット冤罪を描いた「他人の不幸は蜜の味」が特に良かった。 新型コロナウイルスによって人々の暮らしががらりと変わってしまった令和という時代はこれからどうなっていくのか。

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