泥があるから、花は咲く

青山俊董

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344030428
ISBN 10 : 4344030427
フォーマット
出版社
発行年月
2016年12月
日本
追加情報
:
180p;18

内容詳細

健康はいいが病気はかなわない、得するはいいが損することは嫌。限りなく花を追うが、泥は厭い、逃げようとしています。苦しみ悲しみに導かれて、アンテナが立ち、よき師、よき教えという縁に出会うことで、泥は肥料と転じ、美しい花を咲かせるのです。日本一の女性僧侶、渾身の書き下ろし。

目次 : 第1章 視点を変えてみよう(近づいたり離れたり、距離を変えてみる/ 一生という視点から、今どうすべきかを考える ほか)/ 第2章 人生を円相で考える(不幸なできごとを肥料として人生を深める/ 自分で自分を拝めるような生き方をする ほか)/ 第3章 変えてゆくことができる(地獄・極楽は自分の心一つに開いてゆく世界/ 過去を生かすも、未来を開くも、今の生き方で決まる ほか)/ 第4章 よき師を択び、道の友とゆく(正しい師匠に出会えないなら、学ばないほうがよい/ 自分のみに向けていた眼を他に向ける ほか)/ 第5章 ほんとうの幸せとは(持ち物に目をうばわれず、持ち主である私の生き方を正す/ いかなる条件の中にあっても色あせることのない幸せを求めて ほか)

【著者紹介】
青山俊董 : 昭和8年、愛知県生まれ。5歳のとき長野県の曹洞宗無量寺に入門。駒澤大学仏教学部、同大学院修了。51年より愛知専門尼僧堂堂長。東西霊性交流の日本代表として訪欧時には修道院生活を、インドではマザー・テレサの救済活動を体験、またアメリカ各地を巡回布教する。参禅指導、講演、執筆のほか、茶道、華道の教授としても禅の普及に努めている。平成16年、女性では二人目の仏教伝道功労賞を受賞。21年、曹洞宗の僧階「大教師」に尼僧として初めて就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • やすらぎ🍀 さん

    人は輝いている存在に憧れますが、陰で支えている人がどれだけいるのでしょうか。美しい花は皆に咲きます。…欠点ばかり探してはいませんか。下り坂には下り坂の風光があり、たとえどん底であったとしても今しか味わえない景色を受け入れるしかありません。過去や未来がどうあれ、只今を正念場として受け止め、自らを変えてゆくことはできます。積もり積もった経験があなたの心底に豊かな泥を育み、望む季節に必ず蕾は綻ぶでしょう。お蔭様で今があります。平凡であり続けましょう。欲を向上へと向けましょう。慈しみのほほえみを。愛の言葉がけを。

  • Book & Travel さん

    少し体調を崩して静養する中、読み易く、かつ落ち着いて読めるような本はないかと思っていたところ、妻の蔵書から見つけた一冊。日本を代表する尼僧の著者が記された生きる知恵や心構え。当然仏教の説法が中心だが、キリスト教やルソーの言葉、中原中也の詩なども取り上げられていて、理解しやすい。耳に優しい言葉だけでなく厳しい言葉もあるのが余計に心に残った。「(子供に対し)今ほしいもの、やりたいことを優先することが愛情だと勘違いしないこと」「欲を否定せず進歩や利他へ方向づけること」。自分の日々を見つめ直すいい機会になった。

  • kyon さん

    図書館で見かけた時、「置かれた場所で咲きなさい」の渡辺和子さんが新しいのをだしたのかと思い手に取りました。あー違うのかと思いつつ借りてきました。読書メーターで登録したら渡辺和子さん推薦って書いてあってビックリ(笑) 仏教を分かりやすく書いてあって良かったです。普段使わないような言葉が出てきて、ボキャブラリーが増えそうです。もう少し仏教を知っていたらさらに理解が深まりそうな気がしました。

  • オリーブ さん

    説法など聴く機会がないのでしみじみと読むことができた。生きているうちにどんな豪華な衣を身に纏っても最期は全て捨てることになる。誰かに人生を代わってもらうことは出来ない。誰にも受け入れてもらえず自暴自棄になっている時でも私の体の細胞や天地が総がかりで私を生かそうと必死に動いてくれる、それほどの価値ある命は自分も他者も同じ。気になったのは年齢的に大人でも精神的には子供である”似非大人”という表現があったが、彼らの多くは子供時代に子供でいられなかった人も多いのでそこだけはもっと温かい気持ちで表現して欲しかった。

  • rana さん

    禅宗の尼僧で幅広く講演をなされ80歳を超えられているがまだまだ御活躍中。いくつか心に響く言葉があった。例えば「下り坂には下り坂の風景がある」「自分が傷つけられたくないように、相手も傷つけるな」「名誉も財産も病気や死の前には無力になる」など

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人物・団体紹介

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青山俊董

1933(昭和8年)、愛知県一宮市に生まれる。五歳で無量寺(長野県塩尻市)に入門する。十五歳で得度し、愛知専門尼僧堂で修行するかたわら定時制高校に通う。尼僧堂の課程修了および高校卒業とともに駒澤大学仏教学部へ進学し、駒澤大学大学院修了後、曹洞宗教化研修所をへて愛知専門尼僧堂の講師となる。四十二歳で無

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