途中の一歩 下 幻冬舎文庫

雫井脩介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344423299
ISBN 10 : 4344423291
フォーマット
出版社
発行年月
2015年04月
日本
追加情報
:
326p;16

内容詳細

婚活に励む二十九歳のOL・奈留美は、合コンで会った漫画家・覚本にデートをドタキャンされ続けているが諦めきれない。一方、長年の不倫相手と別れた売れっ子漫画家・優は、担当編集者に思わぬダメ出しをされ自信を失くしていた。恋や仕事で新たな一歩を踏み出した彼らに、最後のチャンスは訪れるのか?偶然を運命に変えた人々を描く感動作。

【著者紹介】
雫井脩介 : 1968年生まれ。愛知県出身。2000年、『栄光一途』でデビュー。04年の『犯人に告ぐ』は「週刊文春ミステリーベスト10」の第1位に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • takaC さん

    上巻読んでから1ヶ月以上(60冊くらい)間をあけちゃったけどすんなり入り込めた。そしてそのまますらすらと最後まで行った。なるほどこれはそういうコンセプトで恋愛がテーマの小説なのか。私小説的な側面もあるようなことを解説でバラされていたけどね。

  • ワレモコウ さん

    下巻。主人公覚本、大学からの親友長谷部、元担当編集者玉石、漫画家志望の相馬は、相変わらずわしゃわしゃ騒がしい。女性陣は、同じく漫画家の優、覚本の現担当編集者綾子、婚活を頑張るOL奈留美。昔の「男女7人○○物語」(←歳バレバレ)のように、日常の中での様々な葛藤が描かれる。少々綺麗にまとまった感はあるものの、この小説内では有り。1人奈留美だけ違う路線でいるが、なるほど…そういう繋がりか!と納得でした。面白かったです。

  • mincharos さん

    ヌエさんの正体ー!!こことここがくっつくのか!と意外なカップリングもあって、下巻は展開が面白くてするすると読んだ。漫画家、漫画編集者の世界も興味深かったし、合コン相手とその後のメールでの駆け引きの部分も面白かった!恋愛も結婚も、ほんとタイミングって重要よねえ。タイミングや状況によってはスルーしてしまう相手のメールでも、また違うタイミングだと妙にしっくり来て会いたくなったり。独身時代の一時期、合コンめっちゃ行ってたからなー、私。毎回同じメンバーで行ってたし、「〜〜軍団」って名付けとけばよかった!笑

  • 絹恵 さん

    彼の格好つけないやり方が格好良い愛おしさが溢れるプロポーズは、仕事に傾けた真摯な情熱ゆえでした。だから、たとえ声に押し潰されそうになっても、自分を救ってくれた声が届いたから、自分がまだ誰かを救えるのなら、この情熱を注いで花を咲かせて、誰かが一歩を踏み出すその道を明るく照らすことが出来たらいいです。自分は自分でしかないから、自分の出来ることを頑張りたいと思いました。

  • すたこ さん

    ★★★盛り上がりはないけど、安心感のある下巻。上巻より落ち着いていて登場人物のキャラクターも分かってきてたので、物語に馴染んで読めた。ただ、恋愛系は苦手なので、なかなか入り込めず…。実家のシーンはとても良かった。ジーンと泣けるところはさすがな雫井作品だった。爽やかな読了感。

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人物・団体紹介

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雫井脩介

1968年生まれ。愛知県出身。専修大学文学部卒業。2000年、第四回新潮ミステリー倶楽部賞受賞作『栄光一途』で作家デビュー。04年に『犯人に告ぐ』がベストセラーに。同年の「週刊文春ミステリーベスト10」で第一位となり、第七回大藪春彦賞も受賞した。2022年、『クロコダイル・ティアーズ』が直木賞候補と

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