紅霞後宮物語 第8幕 富士見L文庫

雪村花菜

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784040727486
ISBN 10 : 4040727487
フォーマット
出版社
発行年月
2018年06月
日本
追加情報
:
235p;15

内容詳細

怪我に倒れた小玉に代わり、戦場では賢恭が軍を率いていた。そして小玉負傷、樹華戦死の報が届いた宸は衝撃に揺れていた。小玉を思うが故の企みで望まぬ結果を招いてしまった梅花は、自らの命を以て償おうとするが、裏で何かが動いていたのではと疑う文林は、真相を探るよう梅花に命じる。「小玉が死んだら、お前を殺す。だが、死ぬまでは働いてもらう」司馬氏の失脚までは上手くいった。その後何故歯車は狂ってしまったのか。梅花は思いがけない闇に真実を見つけてしまい―?

【著者紹介】
雪村花菜 : 2014年、第二回富士見ラノベ文芸大賞にて、応募作『生生流転』が瑞々しい人物描写と軽妙な会話劇、緻密な舞台設定を高く評価され、金賞受賞。改題及び改稿した『紅霞後宮物語』で作家デビューを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • あっか さん

    再読。戦、小玉の容態、司馬家…様々に決着がつき第一部完。全てのことがどうなるか不安だし、色々先行きは見えないしで全体的に落ち着かず複雑な気持ちに。とは言え唐突に大事な人がいなくなることが多い中、彼女はしっかりゆっくり覚悟させてくれて、こんな死に方もあるのだということを身を以て示してくれたことは今後の小玉の人生に大きく影響するのではないかと思った。笑かし役の清喜の出番も少ないし文林と小玉の絡みはないしでやはり少し寂しい…読点の位置で意味が図りかねることが多々…誤字も多く急に梅花が校尉になってびっくりしたよw

  • あっか さん

    あとがきで知る、第1部完とのこと!今までで1番シリアスで政治的に感じました…いつもの、テンポが小気味良い面白い感じは薄め。小玉自身、登場するのが途中から(でも回復して良かった!!)。梅花の失敗、途中まで「読み飛ばしたかな?前巻の内容忘れてるかな?」と思ってしまった^^;子どもたちが大人事情を背負うのは辛いなあと…鴻も鳳も誠も。表紙のような小玉と文林の絡みがほぼ皆無だったのが寂しい。それにしても、とうとう既刊に追いついてしまったー!間を開けると内容と人物相関を忘れちゃうんですよね。笑

  • 佐島楓 さん

    人物相関図が欲しいと前にも書いた。登場人物が中華名だし状況説明がないしで混乱するからである。何とか配慮をいただけないだろうか……。心理描写に主眼を置きすぎて情景描写がほとんどないのも作風といえば作風なのだろうけれど、正直読む側にはつらい。

  • kagetrasama-aoi(葵・橘) さん

    「紅霞後宮物語」第八幕。第一部完とのこと。確かに色々なことが決着した巻でした。でも司馬淑妃については、納得しがたい感じです。この物語世界で、彼女はそれほど断罪されるべきなのかな?性格設定も後付けの感があるし!一番の罪人は、その実家の重要さに応じて妃嬪をきちんと寵愛して皇子・皇女を誕生させることを怠った皇帝じゃないのかな?そう言う意味では文林皇帝は作者の言う通り外道なのか!とその点は納得しましたが。

  • よっち さん

    怪我に倒れた小玉に代わり軍を率いることになった賢恭。宸にも小玉負傷と樹華の訃報が届いて後宮が動揺し、文林の命により自身の失態の原因を突き止めようとした梅花がさらなる闇を見つけてしまう第八弾。不幸な偶然が重なった結果として起きた小玉の負傷と、賢恭が決着をつけた戦場の後始末、思わぬ形に繋がっていった事件の真相。失われたものも大きくてほろ苦さが残る結末でしたけど、だからこそ悲壮な覚悟を固めた小玉とそんな彼女以外眼中にない文林の絆がより揺るぎないものになっていくあたりに、二人の複雑な関係を垣間見る思いがしました。

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雪村花菜

2014年、第二回富士見ラノベ文芸大賞にて、応募作『生生流転』が瑞々しい人物描写と軽妙な会話劇、緻密な舞台設定を高く評価され、金賞受賞。デビュー作『紅霞後宮物語』が人気を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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