女王はかえらない

降田天

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784800235473
ISBN 10 : 4800235472
フォーマット
出版社
発行年月
2015年01月
日本
追加情報
:
317p;20

内容詳細

第13回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作!
子どもたちの残酷すぎるパワーゲームはエスカレートし――。『このミス』大賞初の女性コンビ作家が描く、学園ミステリー!

<あらすじ>片田舎の小学校に、東京から美しい転校生・エリカがやってきた。エリカは、クラスの“女王"として君臨していたマキの座を脅かすようになり、クラスメイトたちを巻き込んで、教室内で激しい権力闘争を引き起こす。スクール・カーストのパワーバランスは崩れ、物語は背筋も凍る、驚愕の展開に――。伏線が張り巡らされた、少女たちの残酷で切実な学園ミステリー。

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読書メーターレビュー

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  • 遥かなる想い さん

    第13回(2015年)このミス大賞。 全編に漂う少女たちの 「悪意」のようなものが 尋常ではない。 学園ミステリーだが、 マキとエリカの存在感が 強く、少女たちの対立が アニメのように浮かび上がって くる。小学生女子たちの残酷な 対立に、男子たちが おろおろする様が面白い。 それにしても、女王を 争う闘いは陰惨で、凄まじい…最後に明かされる 真実も何かアニメ的…そんな気がする 展開だった。

  • starbro さん

    図書館の予約に出遅れて、ようやく読めました。降田天、初読です。新人作家ながら「『このミステリーがすごい!』大賞(海堂尊、中山七里ら人気作家を輩出)受賞作だけあってテンポ良く一気読みです。本筋以外にも縦横無尽な仕掛けがなされていて結構楽しめます。「その女アレックス」以来、数部に分け急展開させる手法が流行っているのかも知れません。それにしてもスクールカースト&イジメ恐るべしという感じです。次作以降にも期待したい作家です。

  • 風眠 さん

    ぶおう、ぶおう、と低く響くウシガエルの鳴き声、夜の山、暗い沼。そこに沈んだらもう二度とは浮き上がってこない、誰も近寄らない淀んだ沼。だから秘密を沈めるのにはちょうどいい。小学四年生、クラスの元・女王と、転校してきた新・女王。無邪気さを装った子供たちの残酷なパワーゲーム。これはイジメじゃない、殺人じゃない、ゲームだよ。だからリセットすればまた新たな物語が始まる。みんなで力を合わせよう。女王は帰らない。卵のまま沼に沈めてしまえば永遠に「孵らない」。名前と時間経過、そしてボクっ娘の叙述トリック。沼の底の秘密。

  • てぃも さん

    小学生でこんなバチバチなの⁉︎子供は残酷どころの話じゃないよね。悪意全開やな。おー、こわっ꒰๑꒪ɷ꒪꒱ しかし、エリカにしてもあだ名に無理矢理感がハンパないような…。

  • NADIA さん

    小学4年生とはいえ、まさしく二人のクイーンの対決。私の子供時代は仲間外れ的ないじめはあったけど、こんなにカーストがはっきりしていなかったような気が・・・。イメージ的には中学生だとぴたりとするのだけど。第2章で感じた違和感はその後の回収の快感を増幅させるためのもの。読み終わってみると、今までに遭遇したことのあるパターンだったけど、読書中には全く思いつかなかった。確かに、マザコンのくだりとか何でそういう言い方になるかな?とは思ったりしたけど。さすが大賞受賞作。楽しませてもらいました(^^)

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人物・団体紹介

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降田天

萩野瑛(主にプロット担当)と鮎川颯(主に執筆担当)の共同ペンネーム。『女王はかえらない』で第13回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しデビュー。2018年「偽りの春」(『偽りの春 神倉駅前交番狩野雷太の推理』所収)にて、第71回日本推理作家協会賞短編部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時

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