残るは食欲 新潮文庫

阿川佐和子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101184555
ISBN 10 : 4101184550
フォーマット
出版社
発行年月
2013年03月
日本
追加情報
:
210p;16

内容詳細

幼い頃から食べることが好きだった。母手作りの素朴な家庭料理を、家族で囲んだ温かな食卓――。大人になった今は一人で作って一人で食べて「私は天才かっ」と一人で叫ぶ。季節外れのローストチキン。深夜に食したホヤ。カビの生えたパンだってちょいちょいっと削れば、あら美味しい。少し孤独。けれど食欲全開、今日も幸せ。雑誌「クロワッサン」の連載をまとめた極上の食エッセイ。

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • こーた さん

    かつてブログをやっていたころ、ネタに困ると「食」のことを書いた。行ったお店だとか、食べた料理だとか、そんな話題によく逃げた。ところが実際に書いてみるとわかるのだが、そういう文章というのはだんだんと似通ってくる。読んで退屈なうえに、書いてもつまらない。この世に食事をしないひとはいないが、それをおもしろ可笑しく書きつづけられるというのは、稀だ。本の感想だっておなじようなものである。ネタには困らないが、いつだってウンウン唸りながら感想をひねり出している。残るは読書欲、というふうに軽快に生きたいものである。

  • mae.dat さん

    “一人で作って一人で食べて「私は天才かっ」と一人で叫ぶ”と、そうそうそれそれ。(当たり前に出来る事でも)自己肯定してあげると、脳が喜んでくれるんよね。お勧めです。(ちょっとした閃きで問題を解消して)「流石儂‼︎」「出来る子で良かった〜」等と言ってたら、坊主に「自分で言っちゃうのはちょっと……」と、嗜められますが。だって、誰も誉めてくれないんだもん。話が脱線しましたが、食への細やかな拘り良いですな( ¨̮ )。サバラン、リーチ玉子etc.聞いた事ありませんでした。阿川家かつ丼美味しいのかなぁ? 興味津々。

  • 馨 さん

    お気に入り様のレビューを読んで読了。何気に初読み作者さんでした。わかりやすく面白く楽しめました。表紙絵のオレンジケーキの話(かなり手間がかかるようです)から、色々な食材を余すところなく料理に活かし、料理好きなのが伝わります。お父さんの食に関するこだわりもイメージ通り。お母さんも料理上手のようです。卵の話のように、仕方なく鍋の火を消してそのまま外出し帰ってきたらいい感じだったという一期一会の偶然の産物の料理って本当にあると思います。そして二度と同じ味を再現出来ないことも料理の楽しさかもしれません。

  • れみ さん

    阿川佐和子さんによる食に関するエッセイ集。とにかくお腹が鳴りそうになる^^;ささっと作れるものから手の込んだものまで幅広くて、あり合わせの食材や道具を使って色々作ってしまういい加減具合も絶妙な感じ。コミカルだけどどこか品のある語り口にテレビで拝見する阿川佐和子さんらしい部分が感じられるところも良かった。

  • masa@レビューお休み中 さん

    残るは食欲…。阿川さんって、知的で上品な方と思っていたので、どんな食欲が潜んでいるのか気になってしまったんですよね。なによりも、表紙のこのケーキが食欲、いや読書欲を喚起させるではないですか。表紙のイラストを描いているのは、荒井良二さんなんですよ。さて、本の中身ですが、さまざまな食欲と料理が登場します。手作り豆腐、オレンジケーキ、ハヤシライス、ローストビーフなどなど。阿川さんが手作りした料理から、人からのいただきもの、さては思い出の味まで、読者の食欲をむむむむーっと唸らせるエッセイがてんこ盛りの一冊です。

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人物・団体紹介

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阿川佐和子

エッセイスト・作家。1953年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部西洋史学科卒。テレビ番組の進行役や対談連載のインタビュアーを長年務め、大人気に。1999年、檀ふみさんとの共著『ああ言えばこう食う』で講談社エッセイ賞、2000年『ウメ子』で坪田譲治文学賞、2008年『婚約のあとで』島清恋愛文学賞を受賞

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