蘇我氏の正体 新潮文庫

関裕二

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101364728
ISBN 10 : 4101364729
フォーマット
出版社
発行年月
2009年05月
日本
追加情報
:
16cm,277p

商品説明

大化改新に隠された巨大な陰謀があった。新解釈から明らかになる、全く新しい古代史出現。

大化改新での「入鹿誅殺」により、悪の象徴として記憶されてきた蘇我氏。以降、歴史の表舞台から姿を消した彼らは一体何者だったのか? 最新の研究成果と、著者独自の調査で明らかになる衝撃の出自。その隠蔽工作に奔走する藤原氏の裏の顔。祟り、朝鮮半島、天皇、そして浦島太郎など古代史に散らばるキーワードから、悲劇の一族の全貌を大胆な解釈で捉え直す、渾身の本格論考。

内容詳細

大化改新での「入鹿誅殺」により、悪の象徴として記憶されてきた蘇我氏。以降、歴史の表舞台から姿を消した彼らは一体何者だったのか?最新の研究成果と、著者独自の調査で明らかになる衝撃の出自。その隠蔽工作に奔走する藤原氏の裏の顔。祟り、朝鮮半島、天皇、そして浦島太郎など古代史に散らばるキーワードから、悲劇の一族の全貌を大胆な解釈で捉え直す、渾信の本格論考。

目次 : 第1章 蘇我氏の「悪行」と乙巳の変(蘇我入鹿暗殺(乙巳の変)の現場/ 蘇我氏がくり広げた専横の数々 ほか)/ 第2章 蘇我氏と鬼(蘇我の正義を実証できるのか/ 蘇我は祟って出ていた ほか)/ 第3章 謎めく蘇我氏の出自(『日本書紀』は蘇我氏の何を隠匿してしまったのか/ 武内宿禰と蘇我氏を切り離した戦後の史学界 ほか)/ 第4章 天日槍と武内宿禰の謎(『日本書紀』が必死になって隠してしまった蘇我氏の素性/ ヤマト建国の秘密を握る纏向遺跡 ほか)/ 第5章 蘇我氏の正体(なぜ『日本書紀』は蘇我が渡来人と喧伝しなかったのか/ スサノオと蘇我氏の奇妙な共通点 ほか)

【著者紹介】
関裕二 : 1959(昭和34)年、千葉県柏市生れ。歴史作家。仏教美術に魅了されて奈良に通いつめ、独学で古代史を学ぶ。1991(平成3)年に『聖徳太子は蘇我入鹿である』でデビュー。以後精力的に執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ケイ さん

    邪馬台国から蘇我氏暗殺までの歴史に暗いため、その時代物を何冊か読み漁るための一冊。私見であるから、実はこうではないかというのが多いが、そもそも日本書紀に書かれた事実を私がろくに知らないために驚きが少ない…。壬申の乱あたりの歴史上の人物については、繰り返しいろんな人の手によるものを読むことで、なんとなく思い描けてきた。そのためには読んでよかった。しかし、作者の、他人の著作を都合のいいところを取り上げた後にしかしそれでは…の論法はずっこいなあと思う。猿田彦について興味が増した。

  • とも さん

    ★★★★悪の権化 蘇我氏のルーツを探ることで、日本書紀の改ざんや神話の事実を解き明かす。既に関裕二を読み続ければ、蘇我が悪出ないことは自明だが、では何を隠すために改ざんまでしたのか。九州、宇佐、出雲、山陰、近畿、伊勢、中部と全国を駆け巡る事実の破片、当時の韓国や中国との国際事情、また韓国からの移民。それらを、理論と推理を取り混ぜ、一部こじつけ感もあるが解決していく。蘇我が天皇家のルーツとなる武内宿禰や天日槍、猿田彦とはいったい誰なのか。いやはや、古代ロマンである。

  • TATA さん

    楽しく読めました。歴史ですからね、なにが本当かなんてわからないままいろんな推量を楽しんで読むということに集中しました。ページをめくりながら奈良や京都に思いを巡らせる。歴史にいろんな考え方があるということに感謝しましょう。せっかく、こんな長い歴史のある国に生まれたのだから。

  • 獺祭魚の食客@鯨鯢 さん

    日本史上の悪人とされた蘇我氏。日本書紀は、時の権力者(藤原氏)の都合のよい内容であることは衆知の事実です。 蘇我氏はむしろ開明派とされています。古代は理由をつけ政敵を貶める権謀術数の場であり、対抗する天皇の世継ぎは謀略を理由として殺害されました。そんな中で蘇我氏も中臣鎌足の陰謀により大悪党に仕立て上げられたのでしょう。その後、藤原氏は咎なく抹殺した政敵の怨霊への反応がとても過敏でした。平安時代には政敵の怨みにより地獄に落ちる怖れから救済されるため浄土信仰なるものまで生み出してしまいました。

  • しーふぉ さん

    蘇我氏は祟っていた。それは無実の罪で滅ぼされたから。というのが大きなテーマでした。出雲神話や蘇我氏の祖と言われる竹内宿禰についての考察など。

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人物・団体紹介

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関裕二

1959年、千葉県柏市生まれ、育ちは東京都板橋区。歴史作家。武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャル・アカデミック・フェロー。仏教美術に魅了され、奈良に追いつめたことをきつかけに日本古代史を研究。以後、古代をテーマに意欲的な執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもので

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