古事記の禁忌 天皇の正体 新潮文庫

関裕二

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101364759
ISBN 10 : 4101364753
フォーマット
出版社
発行年月
2012年12月
日本
追加情報
:
256p;16

内容詳細

『古事記』には謎が多い。勅命で編纂された歴史書でありながら記述が途中で終わり、200年もの空白があること。同時期の『日本書紀』と全く反対の外交姿勢をとっていること。さらに矛盾に満ちた序文の存在。黙殺された謎の数々を解き明かす中で浮かび上がる「秦氏」と「播磨」の重要性、そして最大のタブー“天皇の正体”―。

目次 : 第1章 『古事記』の謎(なぜ記紀神話の神々は不人気なのか/ 税を搾取する悪代官になった神々 ほか)/ 第2章 『古事記』をめぐる仮説(怪しいのは『古事記』序文/ なぜ史学界は『古事記』偽書説を笑殺するのか ほか)/ 第3章 天皇と鬼(『古事記』は天皇家に悪意を抱いている?/ 秦河勝は祟っていた? ほか)/ 第4章 「天皇家」を潰そうとした天皇(なぜ平安時代に権力者は何度も入れ替わったのか/ なぜ武士は天皇を潰さなかったのか ほか)/ 第5章 天皇と権力(ヤマトの王は権力者の道具だった?/ 皇親政治(天皇独裁)の意味 ほか)

【著者紹介】
関裕二 : 1959(昭和34)年、千葉県柏市生れ。歴史作家。仏教美術に魅了されて奈良に通いつめ、独学で古代史を学ぶ。1991(平成3)年に『聖徳太子は蘇我入鹿である』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • saga さん

    古事記は日本書紀とは違い、物語性の高いものと思っていたが、確かに成立時期の近い記紀が並び立っているのは不思議だった。書名は刺激的だが、今上天皇への継続性の謎解きを、著者の推論を用いて書かれており、そのような解釈もありだろうと思いつつ読了。武士・大名のように生き残りのために堅固な城郭を必要としなかった不可侵性は、日本人の天皇に対する潜在的な想いが現れているかもしれない。

  • あっこ さん

    古事記の深く、謎に満ちた世界を堪能できた。解釈はそれぞれあるだろが、私自身は楽しく読めた。

  • 雛子 さん

    トンデモ感の拭えないこのシリーズ、迷いに迷って読んでみた。うーん…そういう見解もあるのだな、とか。そういう風に読むのがいいかも。エンタメ的にはおもしろかった。読む物がないときには、他のシリーズも買って読むかも。かも。

  • sine_wave さん

    古事記が正統と思っていたが、なんと日本書紀の方が事実をより著していると言う。また、天皇がこれまで延々と続いてきた理由を解き明かさんとしている。それよりも平氏、源氏が力を持ってきた理由に納得できたかもしれない。

  • はかり さん

    ヤマト王朝の創世記から優秀な知識や技能を持った渡来人が天皇を支えてきた。百済系の藤原氏や新羅系の秦氏など。古代の謎を記した日本書紀は百済系、古事記は新羅系という仕訳もなんとなく納得できる。

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人物・団体紹介

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関裕二

1959年、千葉県柏市生まれ、育ちは東京都板橋区。歴史作家。武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャル・アカデミック・フェロー。仏教美術に魅了され、奈良に追いつめたことをきつかけに日本古代史を研究。以後、古代をテーマに意欲的な執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもので

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