宗教人類学入門

関一敏

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784335561023
ISBN 10 : 4335561024
フォーマット
出版社
発行年月
2004年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
19cm,234p

内容詳細

現代世界をアクチュアルにとらえる方法としての「宗教人類学」を構想。人間の生きる方法を制約する力と大きくふくらませる力、このふたつをつなぐ新しい「宗教人類学」の入門書。

【著者紹介】
関一敏 : 1949年、九州大学大学院教授。専門は宗教人類学。フィリピン・ビサヤ地方シキホール島の調査のもとに、呪術的知の社会的配分と伝承過程、キリスト教との接合と対抗、島の日常生活の構築について考えている

大塚和夫 : 1949年生、東京都立大教授。東京都立大学大学院修了。博士(社会人類学)。国立民俗学博物館助手・助教授などを経て現職。社会人類学専攻。フィールドはアラブ・ムスリム世界(とくにエジプト、北スーダン)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 田蛙澄 さん

    大伝統/小伝統、災因論、反構造、シンクレティズムといったタームを批判的に扱いながら、従来の宗教学や文化人類学では扱い切れなかった宗教現象や実践の多様性を細やかに捉えていこうという視点が多くてためになった。特に民間信仰を大伝統に対する小伝統として派性や亜流と見ることなくそれ独自に実践的な意味を持つものとするあたりは面白かった。具体的な事例についてもそれぞれの執筆者のフィールドワークの成果が援用されており興味深く読むことができた。中国宗教の徳教やヒンドゥーのシャクティ信仰が特に興味深かった。

  • ckagami さん

    結構抽象的な語彙が使われていてわかりにくい部分もあったが、魅力的なトピックが多く面白く読んだ。「アニミズムはいわば基層的な生活感覚であって、自覚された信仰というよりもその土地に自明の常識のようなものである。」(関一敏「アニミズム」p4)「ウィッチクラフトの邪悪さと資本主義の悪とが結びつけられており、悪ということが、人と人とのあいだの関係を破壊するという点に帰せられているのである。」(小田亮「呪う」p158)「口承の意味の力学は、いつも「今」の状況から遡及的に構築された先在性にその力の支点を置いている。」

  • マイ さん

    哲学っぽくて難しい。これで入門書なの‥‥?!宗教の側面から見ても、人って本当に業の深い生き物だなぁと実感させられました。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

社会・政治 に関連する商品情報

おすすめの商品