検証・安保法案 どこが憲法違反か

長谷部恭男

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784641131927
ISBN 10 : 4641131929
フォーマット
出版社
発行年月
2015年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
21

内容詳細

安保法案を読み解く
安保関連法案のどこが憲法違反にあたるのかを読み解く。衆院憲法審査会で「憲法違反」の見解を示した長谷部恭男教授を編者に、元内閣法制局長官、元防衛省防衛研究所長、新進気鋭の憲法学者が、法案の問題点を指摘しつつ立憲主義のあるべき姿を追い求める。

高橋源一郎 氏・荻上チキ 氏 推薦!


【著者紹介】
長谷部恭男 : 1956年生まれ。早稲田大学教授(憲法)。1979年東京大学法学部卒業後、学習院大学法学部助教授、東京大学教授等を経て、2014年より現職。2007年から2014年まで国際憲法学会(IACL)副会長を務める

大森政輔 : 1937年生まれ。弁護士。1960年京都大学法学部卒業後、大阪地裁判事等を経て、1978年法務省へ出向。内閣法制局総務主幹、第2部長、第1部長、法制次長等を歴任後、1996年1月から1999年8月まで内閣法制局長官。同年11月弁護士登録

柳澤協二 : 1946年生まれ。1970年東京大学法学部卒業後、防衛大臣官房長、防衛研究所長等を経て、2004年から2009年まで内閣官房副長官補(安全保障・危機管理担当)。現在、NPO法人国際地政学研究所理事長、同・新外交イニシアティブ理事

青井未帆 : 1973年生まれ。学習院大学教授(憲法)。1995年国際基督教大学教養学部卒業。東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了、博士課程単位取得満期退学。信州大学経済学部准教授、成城大学法学部准教授等を経て、2011年より現職

木村草太 : 1980年生まれ。首都大学東京准教授(憲法)。2003年東京大学法学部卒業後、2006年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 壱萬弐仟縁 さん

    木村草太先生:憲法無視、憲法改正手続きを経ないで法案を通すのは、自己の主張が国民の支持を得られないと認識、自白している発言(29頁上段)。弁護士の大森政輔氏は、集団的自衛権の本質を、他国防衛権としている。日本は米国防衛(37頁下段)。

  • masabi さん

    国論を二分した安保法案について憲法違反だとする論拠と安保法案がもたらすものについての論説が載っている。構成は前半が各論拠と論説、後半は各種法案の条文からなる。憲法違反だとする理由は主に憲法の枠組みを超えた解釈変更という点、法的安定性を著しく害する点の2つある。また実態を考えると、日本が依拠するアメリカのアジア・世界戦略が確固としたものではないため、本法案の目指す日本の戦略も不明確なものにしかならないこと、自衛隊の規模では世界各地への派遣は耐えられるものではないとの指摘がある。

  • ARIE さん

    メモ;1 集団的自衛権;ある国が武力行使を受けた場合に直接に攻撃を受けていない外国が共同して武力攻撃への反撃を行う権限。他衛権。近代主権国家の帰結。国連憲章42条。武器不行使原則の例外(国連憲章2条4項)。2 安保関連法案反対の論拠;憲法73条から集団的自衛権は国内統治作用とも外交協力とも位置付けられず、内閣に軍事権は付託されていないため、権限外の行為であるということ。憲法13条による例外的容認もありえないこと。他国での着手である以上、先制攻撃となること。存立危機事態が明確性の原則ゆえ無効。 (1h)

  • Haruka Fukuhara さん

    長谷部の冒頭の論が稚拙でがっかりした。憲法論以前に「実質論」と銘打った項目における国際政治状況認識が甘く、今後認識を改める余地も見受けられなかった。こういう態度は「学者」には許されるだろうが、「論客」としては問題だろう。他の論者では学習院の青井未帆先生の論が切れ味鋭く感じたが、主流の憲法学者である以上絶対的な違憲論者であり、憲法学者は国際政治の状況変化をいかに認識し対応するのか、日本国憲法という改正困難な「憲法」を私たちの「憲法」としてそこまで奉る意義は何か、といった実質的な問いには答えてくれない。

  • かじやん0514 さん

    半分は資料編なので、すぐ読める。長谷部さんらしくもなく、有斐閣らしくもない本。戦争法案反対運動が盛り上がらなければ絶対に出なかったという意味で画期的。ただ、日本国憲法の平和主義は自衛隊や日米安保に規制をかけるだけでなく、内容は豊か。この点は、他の本で勉強しないとね。

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