倫敦!倫敦? 岩波文庫

長谷川如是閑著

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784003317624
ISBN 10 : 4003317629
フォーマット
出版社
発行年月
2005年05月
日本
追加情報
:
488p;15

内容詳細

1910(明治43)年、『大阪朝日新聞』特派員として単身シベリア鉄道経由で渡欧した長谷川如是閑(1875‐1969)のロンドン紀行。如是閑は市内に下宿して、名所旧跡からミュージックホール・酒場まで、縦横に歩きまわり、確かな眼でイギリス社会を観察する。約1世紀を経た今日でも全く色あせない卓抜な文明批評。

目次 : 「世界の真中」チャーリング・クロッス/ 議論多きトラファルガー・スクェアー/ 咄、ハイド・パーク/ 清浄なるケンシントン・ガーデンス/ 素朴なるケンシントン・パレース/ 不人望のマーブル・アーチ/ 倫敦ストーン/ ヴヰクトリア・エンバンクメント/ ビフテキを喰う人種/ 妖しき塔橋〔ほか〕

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • こばまり さん

    日本初のフリージャーナリストによる100年前のロンドン紀行。好奇心旺盛で教養高く、驕らず卑屈にもならず視点はフラット、茶目っ気もたっぷり。こういう人を真のコスモポリタンというのじゃないかしら。本書を片手にタイムスリップロンドンの旅も楽しかろと思った矢先のテロの報に滅入る。

  • ぺぱごじら さん

    時間をかけてちまちまと読了。1900年代初頭の英国滞在記。文体が北杜夫さんの『どくとるマンボウ航海記』に似ていて(というかこちらの方が先達なのだが)ユーモアセンスも同じフィールドなので、とても楽しく読めました。一般庶民にとってまだ海外など『水盃交わして』行く位の大冒険だった時代。この海外事情がどのように受け止められたのかを想像するとまた楽しみが増します。トラファルガー広場についての一文を読みながら西尾維新さんの『世界シリーズ』をふと思い出したり(笑)。2014-122

  • シンドバッド さん

    こんな興味深い本を文庫本で読めるとは!(岩波の単行本 長谷川如是閑集には抄録) 広範囲な記述、そして決して表面事象にとらわれない視点など、驚くべき観察眼である。

  • hisayparrish さん

    大阪朝日新聞の特派員として倫敦に渡った筆者が、その半年に満たない滞在期間内で、イギリス、倫敦の実情を鋭い観察眼と卓抜な批評精神から描ききった第一級の紀行文である。溢れる教養と文章の巧みさにまさに恐れ入る。20世紀初頭の日本の言論人の質の高さに圧倒された。写真も豊富で、現代とあまり変わらぬロンドンの状況もあり、感銘を受けつつ、数か月をかけてじっくりと読んだ。現代と価値観、世界観が異なる点もあるので、一部その考え方に違和感を感じるところもあるが、それは住んでいる時代の違いであり、やむを得ないところであろう。

  • まなな さん

    おもしろい!古いので見たこともない漢字や言い回しが多くて頭を使う 諧謔みがすごい文体でどくとるマンボウを思い出す 現代でも通用する皮肉が多くて考えさせられた ジョージ6世の国葬の様子が詳しく描かれていてTVで見たエリザベス女王の国葬と同じだったりもして

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長谷川如是閑著

明治8(1875)年深川扇町生まれ。明治31(1898)年東京法学院卒。日本新聞社を経て大阪朝日新聞勤務。昭和21(1946)年貴族院議員に勅選。昭和22(1947)年日本芸術院会員。昭和23(1948)年文化勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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