幼い子は微笑む 講談社の創作絵本

長田弘

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784061332805
ISBN 10 : 4061332805
フォーマット
出版社
発行年月
2016年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
32p;27

内容詳細

2015年5月に世を去った長田弘の名詩を、いせひでこが絵本に。詩人と画家による、最後の二重奏。

【著者紹介】
長田弘 : 詩人。1939年福島市生まれ。早稲田大学卒業。毎日出版文化賞、桑原武夫学芸賞、講談社出版文化賞、詩歌文学館賞、三好達治賞、毎日芸術賞など受賞多数。2015年5月永眠

いせひでこ : 伊勢英子。画家、絵本作家。1949年札幌市生まれ。13歳まで北海道で育つ。東京芸術大学卒業。野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞美術賞、講談社出版文化賞など受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • やま さん

    これを読んで、全文を書き写して、重く疲れた。 なぜなのか…と、考えてみた。 微笑ことを忘れている自分に行き当たるのか? そして、この70年で得たものより失ったものが多かったのか? 否定するのは簡単だ。 言葉が、人と人を結びつけ。笑顔が、繋がりを生む。 人生は、後戻りはできない。 これからの生き方にかかっているのか…と。 あと、どれくらい生きれるか分からないが、あるがままの自分でいたい。 そして微笑んでいたい。

  • Hideto-S@仮想書店 月舟書房 さん

    たんぽぽの綿毛を吹く男の子の表紙。詩人・長田弘氏と絵描き・いせひでこさんが再び、ひとつの世界を創ってくれた。頁を繰ると詩人の言葉に頬を打たれる思いがする。言葉を自在に操り、それと引き換えに幸福を失い悲しみを知った。もう真っ白なカンバスのような無垢な頃には戻れないけれど、来た道を引き返すことはできないのだ。これは詩集『奇跡・ミラクル』の巻頭の詩。希望はあるのだと信じたい。『奇跡』のあとがきで長田氏は「小さな微笑は『奇跡』である」と記している。であるなら、悲しみを引き受けながら小さな微笑を絶やさぬ人になろう。

  • kanegon69@凍結中 さん

    これは深いなぁ。非常に深い絵本だ。長田弘さんのこの詩は、その意味するところをすごく考えさせられる。そう、本当に幼い頃、ただただ何かができるようになったら微笑んだ。きっとそれを見守る親もそうだろう。ただただ微笑んだ。しかし成長するにすれ、憎しみ、妬み、ストレス、犯罪、戦争、、たくさんの苦しみも得てしまう。人間とはかくも危うい存在だ。伊勢さんの絵は生まれたての赤ちゃんの様子、野原や川の橋にただずむ幼子の2人、非常に美しく淡く、目を奪われてしまう。まるで人間の危うさを表現しているかのような美しい絵でした。深い!

  • MI さん

    すごく深い絵本。幼な子は話せないから、微笑みを覚える。できることがだんだん増えていく。「人はことばを覚えて、幸福を失う。そして覚えたことばと同じだけの悲しみを知る者になる」読み終わった後の余白のある絵本。すごくよかった。

  • Natsuki さん

    感想を書くまでに繰り返しページをめくっては、溢れてくる涙の意味を考える。自分でも気づかぬうちに失ってしまった悲しさなのか、自分が何も知らずに微笑んでいた頃を懐かしく想う気持ちなのか。自分でもよく分からないまま、ただただ涙が流れていきます。読み手に語りかけてくるような長田弘さんの詩にいせひでこさんの絵。『最初の質問』に続き、またしても大きな宿題をもらったような気がします。

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人物・団体紹介

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長田弘

1939年、福島県福島市生まれ。早稲田大学第一文学部独文専修卒業。詩人。65年、詩集『われら新鮮な旅人』でデビュー。98年『記憶のつくり方』で桑原武夫学芸賞、2009年『幸いなるかな本を読む人』で詩歌文学館賞、10年『世界はうつくしいと』で三好達治賞、14年『奇跡―ミラクル』で毎日芸術賞をそれぞれ受

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