リップステイン 双葉文庫

長沢樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784575520996
ISBN 10 : 4575520993
フォーマット
出版社
発行年月
2018年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
392p;15

内容詳細

行人は映像専門学校に通う二年生。ある朝、人に取り憑き犯罪を起こさせる“悪意”を倒していると話す不思議な少女・香砂と出会った。卒業制作でドキュメンタリーを撮っている行人は、他人の目が気になるあまり行き詰まっていたが、彼女の存在にヒントを得て行動をともにすることに。しかし香砂は世間を震撼させる連続暴行事件現場に必ず現れることから、刑事に追われていた。行人と刑事の追跡行はやがて交錯し―。香砂の正体とその目的は?連続事件の真相は?渋谷を舞台にした異色の青春ミステリー!

【著者紹介】
長沢樹著 : 新潟県生まれ。2011年、第三一回横溝正史ミステリ大賞“大賞”を受賞。受賞作『消失グラデーション』でデビュー。同作は「このミステリーがすごい!2012年版」「2012本格ミステリ・ベスト10」にて、ともに第6位となり話題をさらった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 佐島楓 さん

    展開が早く、渋谷の街を主人公たちとともに疾走しているようだった。「リップステイン2」出ないかな。

  • カノコ さん

    これは…混沌としているなあ。学校の課題でドキュメント映画を撮影することにした行人、「正義のミカタ」を自称し渋谷で「悪意」を狩る香砂、連続暴行事件の捜査に当たる水橋刑事…。もう、何が主題でどこに連れて行かれるのか全く分からない。予定調和的でないということは、良い方にも悪い方にも作用し得るけれど、残念ながらわたしにとって今作は後者だった。自意識が露骨に描写された登場人物たちの誰にも寄り添えず。それに、この作者の作品、仕掛けるトリックがなんというか、非常にワンパターンな気がする。うーん、あまり楽しめず…。

  • よっち さん

    課題の映像制作に取り組むぼっちの夏目が、渋谷で「悪意」と戦っている制服の少女香砂と出会うことから始まる物語。自らが抱える思いをうまく利用され、行き過ぎた行為に手を出してしまう人々。序盤は詰め込まれた多くの要素が消化不良気味でなかなか進みませんでしたが、プロデュース能力に長けた夏目の同級生美晴が関わってからは一気にテンポが良くなりましたね。結末も著者らしい一捻りあるもので、物語がひとつに収束していく過程は面白かったです。お互いを補い合う夏目と美晴のコンビも良かったので、続きが出るようなら読んでみたいですね。

  • kei@名古屋 さん

    ううむ、長沢さんっぽいけど、けっこうなとんでも本な気もします

  • ほたる さん

    ボーイミーツガールでもある?映像制作課題を前にある不思議な少女と出会う。他の班の制作とも通じて、謎は深まっていく。一方、警察サイドで追っている事件。交錯する別々の視点から、真相は明らかになっていく…大学生の制作の様子に、ほの暗い青春のようなものを感じた。

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