豊前国英彦山 その歴史と信仰

天空の宗教都市・英彦山の世界。英彦山に弥勒浄土の世界を再現するというその理念は、英彦山を一大宗教勢力に成長させた。今日まで続くその歴史をたどり、遺された文化財や自然を豊富なカラー写真で紹介。

目次 : 第１章　豊前国英彦山の環境（英彦山の位置と環境/ 英彦山・犬ヶ岳山系の地質）/ 第２章　修験の軌跡と彦山修験道（修験の成立過程/ 修験道霊山と弥勒思想　ほか）/ 第３章　英彦山の概史（英彦山要録/ 古代の彦山　ほか）/ 第４章　英彦山の遺宝（英彦山の史跡/ 英彦山の四十九窟と守護神　ほか）/ 第５章　英彦山の自然遺産（国定公園英彦山・耶馬渓/ 英彦山の巨樹と名花）

【著者紹介】
長嶺正秀 : 島根県に生まれる。福岡県苅田町役場に勤務。教育委員会技術技師として文化財の調査、遺跡、古墳の発掘調査に携わる。苅田町教育委員会編「厚葬の時代１」（秋の特別展示録、２００９年）、苅田町教育委員会編「律令時代と豊前国」（秋の特別展示図録、２０１０年）などの企画制作を担当する

佐野正幸 : １９５３年、福岡県築上郡築城町（現・築上町）に生まれる。福岡県立豊津高等学校（現・育徳館高等学校）、熊本大学を卒業、苅田町職員として財政、税務などを担当。退職後、野菜づくりのかたわら英彦山の撮影をはじめる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）