背中の記憶 講談社文庫

長島有里枝

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062931083
ISBN 10 : 4062931087
フォーマット
出版社
発行年月
2015年05月
日本
追加情報
:
272p;15

内容詳細

写真家が描く情景は、誰もがもつ過去を揺さぶり、心を切なく締めつける。講談社エッセイ賞受賞作。

【著者紹介】
長島有里枝 : 写真家。1973年、東京都中野区生まれ。武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒業。California Institute of the Artsファインアート科写真専攻修士課程修了。’93年、家族とのヌードポートレイトでアーバナート#2展パルコ賞を受賞しデビュー。2001年、写真集『PASTIME PARADISE』(マドラ出版)で、第26回木村伊兵衛写真賞受賞。初のエッセイ集となる本作で、第23回三島由紀夫賞候補、第26回講談社エッセイ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Tui さん

    子ども時代の記憶、祖母との確執、母親としての世界の見えかた。どれも、ものすごく写実的な文章。同じ写真家である植本一子のエッセイと似た風味だなと思ったら、あるエピソードのなかで、実際ある男性同業者にそう言われたと書かれていた。血縁の持つ愛と憎しみ。植本一子のそれよりはややマイルドな読み心地です。

  • みずいろ さん

    一度も蓋をあけてこなかった記憶のいろいろが、ぶわっと一気に色と香りをとりもどして私を取り囲んだ。本書を読むことは、蓋を開けるという行為でもあった。弟と叔父のことをかいた部分がとくに良かった。覚えていることが救いであろうとなかろうと、記憶はそれだけでこんなに香ってひとを酔わすのだからすごい。涙が出た、あらがえやしない。

  • しょうご さん

    第26回講談社エッセイ賞受賞作です。 写真家さんのエッセイということで、まるで写真を眺めるように、時間を切り取っているような印象を受けました。 こういう文章を解像度が高いというのだと納得しました。

  • 月長 さん

    年内滑り込み読了。この本から感じるのは、幼い頃に感じていた何気ない感情の機微。普通ならいつの間にか忘れてしまうような思考を思い直す一冊だった。

  • ほし さん

    長島有里枝さんは好きな写真家のひとりです。デビュー当初は家族と自らのヌードフォトというセンセーショナルなテーマで話題となり、その後時を経ていつからかとても穏やかで静けさが感じられるような、しかしその中に強い芯を感じるような写真を撮られています。 そんな長島さんが書かれた本書は、自らの幼年時代を中心に、家族や友人達との交流を描いたものです。子どもの眼差しでみつめる、不器用で不恰好な大人たちや、ささやかな恋心、友情。この本を読むと、誰しもが自らの遠い日に思いを馳せるのではないでしょうか。美しい本です。

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人物・団体紹介

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長島有里枝

1973年東京生まれ。1993年、現代美術の公募展での受賞を経てデビュー。1999年、カリフォルニア芸術大学MFA取得。2015年、武蔵大学人文科学研究科社会学専攻博士前期課程修了。2001年、写真集『PASTIME PARADISE』で第26回木村伊兵衛写真賞受賞。2010年、短編集『背中の記憶』

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