精鋭たちの挽歌 運命のエベレスト1983年10月8日 ヤマケイ文庫

長尾三郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784635047562
ISBN 10 : 4635047563
フォーマット
出版社
発行年月
2013年07月
日本
追加情報
:
349p;15

内容詳細

1983年10月、日本最強のクライマー集団が、期せずして同じ時期にエベレストのベースキャンプに集結していた。吉野寛率いるイエティ同人隊と川村晴一率いる山岳同志会隊は、秋季、日本人初のエベレスト無酸素登頂を計画。そして運命の10月8日、日本の登山隊2隊が同時に無酸素登頂に挑み、5人が成功し3人が死亡するという壮絶な結末を迎えた。

目次 : 第1章 男たちの闘い(日本最強の三隊がエベレストに結集/ エベレスト無酸素登頂の原点/ 無酸素登頂元年、日本の精鋭たちは/ 同志会による無酸素登頂の試み)/ 第2章 夢に生きる青春群像(「寛があんなに山にのめり込むとは…」/ アンナプルナでみせた吉野隊長の手腕/ マスコミの寵児となった禿博信/ 小西の“孫弟子”川村と鈴木/ 同志会がカンチ北壁を無酸素登頂)/ 第3章 チョゴリへの遠い道(チョゴリ登山隊は本物の実力者集団/ 登攀直前の予期せぬ出来事/ 登山は果たして成功したのか)/ 第4章 挫折から再起の飛翔(失意の吉野を救った待望の赤ちゃん/ 精鋭たちが燃えた、一九八三年夏/ エベレスト無酸素登頂をめざして/ 狂い出した無酸素登頂への道)/ 第5章 「死の地帯」の登頂ラッシュ(「運命の日」一九八三年十月八日/ 運命を分けた超高所でのビバーク/ まだ見ぬ子「遥」へ、父は生きて還らず)

【著者紹介】
長尾三郎 : 1938年、福島県生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科中退。在学中から著述の世界に入り、政治、社会問題、スポーツなど幅広いジャンルで活躍。ノンフィクション作家。主な山岳関係の著書に、『マッキンリーに死す』(講談社ノンフィクション賞受賞)など多数。2006年、ガンのため逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • カール さん

    読みながらこの既視感は何だろうとずっと考えていた。やっと分かった。太平洋戦争の戦記物に近んだ。話は1983年より以前へと遡り、当時の日本登山界の状況や極地法からアルパインスタイルへと主流が変わっていく世界規模の情勢。無酸素での8000メートル級攻略という登山家の壮大な夢。日本のエリート登山家の紹介を挟み、いよいよ悲劇の登山・「エレベストの戦い」が語られる。有力な登山家達が次々とあっけなく死んでいく様は壮絶。自ら死地へと赴く登山家の業は狂気そのものだ。登山をしない人間には想像し難い世界が山にはある。

  • つちのこ さん

    旧版の単行本で読了。1983年10月にエベレストに集結したのは、山学同志会、イエティ同人、カモシカ同人隊。国内のトップクライマーたちの闘いは、当時の私には鮮烈な印象として残っている。時系列が前後し、読みにくいところもあるが、ドキュメントとしての出来栄えは素晴らしい。(1990.12記)

  • もち さん

    全体としては登場人物と時間がバラバラでかなり読みにくかった(*_*)でも、山のドキュメントは好きなので一つ一つのエピソードは引き込まれて読めた。メインのエピソードであるエベレストの話はあっという間に終わった感じ…。実際、遭難ってあっという間に陥ってしまうものなんだろな。1996年の大量遭難の『空へ』を先に読んでるけど時代とスタイルの違いが面白かった。

  • ねんまく さん

    山の用語に慣れるまで時間がかかったけど、分かってくると面白い。ビバークなんて常人じゃ出来ません。読んでいてやっぱり思ったのは命の危険を冒してまでなんで山に登るんだろう?と。答えはマロリーのようになるのかも知れないですけど、好きなものは危険だろうとなんだろうと関係ないんですよね。エベレストのような8000m級の山なんて当然登ったことはないですが、読みながら想像してみるとやっぱり怖いよなぁと感じます。特に私は高所恐怖症なので…2000m位の山に登ったことがありますが充分ツライです。クライマーはスゴイです。

  • タカボー さん

    久々の山岳ノンフィクション。リアルは小説より恐ろしい。多く読んでると、登場人物が繋がってきますよね。死ぬような場所になんでわざわざ・・・って考えもあるけど、『人生とは自分の目指す生き方を実践するための命懸けの戦い』本当にそう。短くてもその生き方は、僕はかっこいいと思う。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

長尾三郎

1938年、福島県生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科中退。在学中から著述の世界に入り、政治、社会問題、スポーツなど幅広いジャンルで活躍。ノンフィクション作家。主な山岳関係の著書に、『マッキンリーに死す』(講談社ノンフィクション賞受賞)など多数。2006年、ガンのため逝去(本データはこの書籍が刊行され

プロフィール詳細へ

実用・ホビー に関連する商品情報

おすすめの商品