日本の戦略外交 ちくま新書

鈴木美勝

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480069443
ISBN 10 : 4480069445
フォーマット
出版社
発行年月
2017年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
416p;18

内容詳細

日本を取り巻く外交の“戦略環境”は劇的に変化した。対外膨張を志向する中国の台頭、疲弊しながらもなおグローバル・パワーとして期待される米国の焦燥、世界最大の民主国家インドの野望、ロシアの策謀、EUにおける移民の流入や英国の離脱…。地殻変動の中、日本の外交はこれまでどう変化してきて、これからどこへ向かうのか。キーマンたちのインサイド情報を基に、日本の“戦略的リアリズム”を解剖する!

目次 : 吉田と岸の“戦略的リアリズム”/ 戦略的猶予期間―冷戦終結後の外交風景/ 戦略構想「自由と繁栄の弧」/ 地球儀を俯瞰する外交/ 海洋戦略「安倍ダイヤモンド構想」/ 外交と安全保障と靖国参拝/ アメリカの歴史認識と日本外交/ 中韓の歴史認識と日本外交/ 戦略的リアリズムの真贋―対露外交/ 戦後日本外交の課題と超克の苦悩―オバマからトランプへ/ “戦略的リアリズム”と「時間の支配」

【著者紹介】
鈴木美勝 : 時事通信解説委員。茨城県生まれ。早大政経学部卒業後、時事通信社に入社。政治部に配属。自民党(宏池会、田中派、河本派)、社会党、共産党、防衛庁、外務省を担当、ワシントン特派員として日米関係、安全保障問題、米大統領選をカバー、政局から外交安保まで幅広く取材した。首相官邸キャップ、政治部次長、ニューヨーク総局長(米国時事社長)、解説副委員長などを経て専門誌「外交」編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • おさむ さん

    時事通信解説委員による安倍政権の外交戦略まとめ。過去の自民党政権との違いがわかり興味深い。基本ポリシーは如何に中国の台頭に立ち向かうか。日米同盟を軸に仲間づくりを進める。安保ダイヤモンド戦略なる海洋戦略があったというのは初耳でした。安倍さんは熱心に海外を飛び回ってる印象でしたが、真相はこういうことだったんですね。外交とはまさに安全保障そのものです。ただ、海外マスコミの報道で極右のイメージを刷り込まれてしまっていることがマイナス面なようです。人も国も「イメージ」は大事ですな。

  • makio37 さん

    あの安倍首相に「戦略的リアリズム」などあるものかと斜に構えて読み始めたが、読むうちに著者の誠実さは伝わった。「自由と繁栄の弧」から「安保ダイヤモンド構想」へ。安倍外交の黒子として、谷内正太郎が構想し、兼原信克の直観力と谷口智彦の筆力が形にしてきたその舞台裏を知れた。対露外交の仕組みを外務省ロシアスクール中心から官邸主導へと激変させた頭脳は世耕弘成だろう。馴れ馴れしくも「ウラジミール」を連発してプーチンの懐に入りこめる安倍首相のキャラクターは、非凡と認めざるを得ない。

  • numainu さん

    評価B

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

社会・政治 に関連する商品情報

おすすめの商品