枕草子/紫式部日記 新潮古典文学アルバム

鈴木日出男

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784106207075
ISBN 10 : 4106207079
フォーマット
出版社
発行年月
1990年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
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20cm,111p

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読書メーターレビュー

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  • 獺祭魚の食客@鯨鯢 さん

     古典に嗜むために作品の舞台や美術資料を参照しながら読み進むとずっと愉しさが深まる。山川出版社の日本史図録も詳細で受験資料として秀逸だが、断片的で系統立てられていないため深く理解するには中途半端である。  本書は絵巻物や舞台を画像を多用し、目で読むではない構成となっている。  このように国語と社会へ「横串し」を刺したような教材を学校でも取り上げれば古典や歴史アレルギーは少なくなるのではないか。「見せ方が大切。」  このシリーズの古事記・日本書紀、万葉集版も読んでみたい。

  • 青緑 空 さん

    千年前の書物の原本の存在など期待できるわけもなく、興味があった人たちが書写したものだけが頼りとなる。しかし一字一句厳密に書き写されたとされる書写もないらしい。この時代、後世のために残すと言う意味で書写する意識などこれっぽっちもなかったんだろう。作中人物の官位が事実と異なっていたり、章段の構成すら異なる書写もあるとのこと。『作者の実際に書いた本がどんなものであるかは、実は知るよしもない』と書かれている。しかし、ないが故に本当の原本に想いをはせる楽しみもある。私は清少納言ファン・ビギナーになれるだろうか?

  • 安国寺@灯れ松明の火 さん

    妻が図書館から借りていたのを失敬しました。枕草子と紫式部日記を通して清少納言と紫式部を語る、非常にわかりやすい評論です。当時の女流作家のほとんどが、地方官を歴任する中流貴族の出身という点が印象的でした。中流ゆえに堅苦しさもあまりなく、文学的な素養を育む経済的な余裕もある反面、中央と地方を行き来するという浮き沈みがついてまわる家庭環境が背景にあるのはわかりやすい説明でしたが、そうした共通の背景があってもなお、このライバル同士の人となりがはっきりと違ってくるのがまた面白いです。

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人物・団体紹介

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鈴木日出男

1938年生まれ。東京大学大学院博士課程修了。東京学芸大学助教授、成城大学教授、東京大学教授、成蹊大学教授を歴任。現在、東京大学名誉教授。専攻、古代日本文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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