ロマン派の交響曲 『未完成』から『悲愴』まで 講談社現代新書

金聖響

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062879903
ISBN 10 : 4062879905
フォーマット
出版社
発行年月
2009年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
18cm,281p

内容詳細

実力派指揮者である金聖響と音楽評論家の玉木正之ペアが、19世紀西洋音楽豊穣の時代、百花繚乱のスターたちの交響曲の魅力、誰もが知っている名曲の数々を語りつくした1冊。

【著者紹介】
金聖響 : 1970年大阪府生まれ。ボストン大学哲学科を経てニュー・イングランド音楽院大学院指揮科修士課程修了。1998年ニコライ・マルコ国際指揮者コンクール優勝。2009年4月より神奈川フィルハーモニー管弦楽団常任指揮者。オーケストラ・アンサンブル金沢と、ベートーヴェンとブラームスの全交響曲CD録音を継続中

玉木正之 : 1952年京都市生まれ。東京大学教養学部中退。作家、スポーツライター、音楽評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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指揮者目線とクラシック音楽愛好家目線の2...

投稿日:2021/04/18 (日)

指揮者目線とクラシック音楽愛好家目線の2面からメジャーな交響曲を語った一冊。ベートーヴェン、マーラーに関する共著本と同様、異なる立場からの語りは大変興味深い有意義な内容になっています。今後はブルックナー交響曲本が共著されることを期待しています。

浜っ子 さん | 愛媛県 | 不明

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この本を読んで、今まで特に聴く機会のなか...

投稿日:2017/12/10 (日)

この本を読んで、今まで特に聴く機会のなかった(あるいは食わず嫌いだった)若干マイナーな交響曲(メンデルスゾーンの1〜2やシューベルトの1〜6など)に興味を持つ機会を得ました。本論も読みやすく、また余談の部分も面白かったです。

テリーヌ さん | Hyogo | 不明

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『ベートーヴェンの交響曲』に続く指揮者・...

投稿日:2010/01/26 (火)

『ベートーヴェンの交響曲』に続く指揮者・金聖響による著作(語り?)。ここにはシューベルト、ベルリオーズ、メンデルスゾーン、シューマン、ブラームス、チャイコフスキーの全交響曲について玉木正之氏が疑問をぶつけるかたちで金氏が解説していく。 この6人の作曲家でいわゆる“名曲(よく耳にするもの)”とされているものはシューベルト2曲、ベルリオーズ1曲、メンデルスゾーン2曲、シューマン1〜2曲、ブラームス4曲、チャイコフスキー3曲で計13〜14曲になる。つまりこの本の解説を読み、CDでもコンサートでも聴くことでかなりの“通”になるというわけだ。 金氏の解説は作曲家がめざしたものや音楽の傾向、曲の魅力までと過不足ないだけでなく、指揮者ならではの演奏するうえでの難しさや自身が考える解釈まで語っていて魅力的だ。前著『ベートーヴェンの交響曲』とあわせて読み、聴くことでかなり深くクラシック音楽を楽しむことができそう。

uraura さん | 東京都 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • aloha0307 さん

    著者は女優ミムラさんの夫:指揮者 金聖響さん ベートーヴェンより後、ブルックナー・マーラより前の19世紀作曲家6人を敢えて"ロマン派"と括り(何と大胆な😳)、事実をベースに指揮をするように作品に向き合い語ってくれます。これまでシューマンは盲点でした^^; 恋の喜びのなかで一気に書いた「第一番・春」から聴いてみよう🌸

  • aloha0307 さん

    本書読みながら、チャイコフスキー”悲愴”(指揮:クルレンツィス 確か去年のレコード・アカデミー賞作品) 聴いてます。やはりクラシック マイ・ベストはこの曲。哀調極まる第四楽章に、こころが落ち込んでいるとき逆に何故か少し上向きになるんです。本書にある他の交響曲ももう少し聴き込んでみたくなりました(次はベルリオーズ:幻想交響曲にしよう)。

  • karutaroton さん

    ブラームスに死生観、死の諦めをみると。チャイコフスキーの5番6番とマーラーの1番2番が、それぞれほぼ同時期とは知らなんだ。シューベルト、シューマンの交響曲はやっぱり食わず嫌いだなあ。

  • 太田青磁 さん

    『未完成』には、交響曲としての全体像が存在しない・『幻想交響曲』は、楽器も、演奏法も、作曲法も、表現法も、まだまだ古典派音楽の影響が濃厚に残るなかでつくられた・『イタリア交響曲』が完成途上ということは、メンデルスゾーンの人生が途中だったということ・『ライン』は、それだけシューマンが気合いを入れたドイツの交響曲といえる・だからリピートは、やはり必要なのです・技巧を極めるとこうまでナチュラルな人間感情に行き着くのか・ファンファーレなのに、まるでチャイコフスキーの身に襲いかかった不幸な運命を表すように響きます

  • Saiid al-Halawi さん

    1830年という古典派の影響が強く残る早い時期に、革新的でグロテスクな幻想交響曲が生まれた、という事実が忘れさられがち。個人的にはマーラーもブルックナーもサッパリなので、やっぱりこの辺りの人たちが好き。

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金聖響

1970年大阪府生まれ。ボストン大学哲学科を経てニュー・イングランド音楽院大学院指揮科修士課程修了。1998年ニコライ・マルコ国際指揮者コンクール優勝。2009年4月より神奈川フィルハーモニー管弦楽団常任指揮者。同年12月よりオーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)のアーティスティック・パートナーに

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