童謡・唱歌の世界 講談社学術文庫

金田一春彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062922746
ISBN 10 : 4062922746
フォーマット
出版社
発行年月
2015年01月
日本
追加情報
:
288p;15

内容詳細

愛唱歌をもつ人は、幸せな人である―。大正・昭和初期のラジオでは、どんな歌が流れていたかを分析し、その頃に子ども時代を過ごした人々の好きな歌をアンケート調査。「唱歌」と「童謡」が対立しつつも共存していた時代の「歌の世界」を、その歴史と人間模様をまじえて描き出す。思わず口ずさむ名曲の数々に、日本の音楽文化と言語文化を再発見。

目次 : 第1章 愛唱歌―愛唱歌をもつ人は幸せである(あの頃の子どもの歌―大正・昭和の交のラジオ番組を分析して/ あなたは子どもの時何を歌ったか)/ 第2章 唱歌―この日本的なもの(唱歌の意義/ 私の選ぶ唱歌ベスト12/ 文部省唱歌の作者は誰か)/ 第3章 童謡―世界に誇る文化財(童謡とは/ 童謡の美しさ)/ 第4章 童謡の歌詞―わらべうたから童謡へ(わらべうたの言葉/ 雨情の詩二篇)/ 第5章 童謡の曲―童謡文化を築いた三大家(本居長世の曲の魅力/ 中山晋平の曲の秘密/ 側面から見た山田耕筰)

【著者紹介】
金田一春彦 : 1913年東京生まれ。東京帝国大学文学部国文学科卒。専門は言語学、国語学。名古屋大学助教授、東京外国語大学教授、上智大学教授等を歴任し、2004年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • しゅん さん

    著名な国文学者が本気の童謡ファンぶりを示した一冊。めちゃ面白い。戦前のラジオ放送の分析は精密なのにエモーショナルだし、著名人への「心の歌」インタビューは若尾文子、王貞治、江藤淳と回答者のバリエーションがすごい。楽理分析の記述が上手くて、ドソを使わないことで日本的抒情を西洋音楽に落とし込んだことがよくわかる。学者肌の人だからこそ効果的なエモーションの発露か。本居長世が同級生だった時凡才だった山田耕作を「自分の売り出し方がうまい生簀かないやつ」みたいに思ってた話あたり味わい深い。

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