社会はどう壊れていて、いかに取り戻すのか

金子勝

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784496051005
ISBN 10 : 4496051001
フォーマット
出版社
発行年月
2014年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
256p;20

内容詳細

なぜ、こんなにも生き辛くなったのか?アベノミクス、原発、格差、自立強制、差別、バブル…哲学思考を武器に、壊れた社会の象徴的現象を斬る。

目次 : 第1章 脱原発と脱成長論―いかに「長期衰退」を克服するか(はじめに―脱成長論と現在/ バブル循環と劇場型政治―アベノミクスの正体は何か ほか)/ 第2章 格差社会は健康に悪い(相対的剥奪が健康状態を悪化させる―健康の社会経済的勾配/ 格差の存在そのものも健康を害する―格差の健康への汚染効果 ほか)/ 第3章 名ばかりの自立―新自由主義と生活保護(「自分自身の企業家」―新自由主義的介入と「自律」概念/ 貧困をめぐる議論の定型としての自由的個人像と、新しい問題としての“名ばかりの自立” ほか)/ 第4章 「街の群衆」の普遍主義(反ヘイトスピーチと新たな社会運動/ 普遍主義的な社会運動 ほか)/ 第5章 市場は幻惑する―経済危機と市場の本質(ウォール街の名士、稀代の詐欺師/ 時価総額という虚像 ほか)

【著者紹介】
金子勝 : 慶應義塾大学経済学部教授。東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得修了。専門は制度経済学、財政学

伊東俊彦 : 相模女子大学人間社会学部専任講師。東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻博士課程単位取得退学。博士(文学)。専門はフランス社会思想史

伊多波宗周 : 神戸夙川学院大学観光文化学部准教授。東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻(哲学)博士課程修了。博士(文学)。専門は社会哲学、フランス社会思想史

高橋若木 : 大正大学教育開発推進センター専任講師。ニューヨーク州立大学大学院博士課程。専門は政治哲学

竹田茂夫 : 法政大学経済学部教授。一橋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学。ニューヨーク州立大学Ph.D.専門は経済理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ophiuchi さん

    金子勝、伊東俊彦、伊多波宗周、竹田茂夫の章はそれぞれ原発、健康格差などに焦点を当てた新自由主義&安倍政治批判となっていて、難しくていまいち理解できない部分もあったが、おおよそ思っていたような同意できる内容だった。政治哲学者、高橋若木の「『街の群衆』の普遍主義」はカウンター運動(例:在特会デモに対するデモ、集団的自衛権に反対するデモなど)のバックグラウンドを理論的に語っていてとても参考になった。

  • ゆるこ さん

    「『街の群衆』の普遍主義」だけ、とりあえず読了。 以下引用→「公正さとしての正義は、自由を愛するエゴイストたちのマナーである。」「『「街の群衆』が上げる声は、『この街は間違っている!』ではなく、『この街はわれわれのものだ!』である。この『われわれ』を、様々な歴史を担うマイノリティを含んだ多様な総体として不断に発明し直すことが、『街の群衆』の民主主義である。」 なぜ、私が「自分には資格が無い」とずっと思ってきたのか、なぜ、カウンターの本を読んであれほど嬉しかったのか、その理由の一端が分かった気がした。

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