カストロの尻

金井美恵子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784103050056
ISBN 10 : 4103050055
フォーマット
出版社
発行年月
2017年05月
日本
追加情報
:
320p;20

内容詳細

常に密やかに、優雅に、挑戦し続けてきた作家の言葉が、無数の映像や小説、夢や記憶の断片と共に繊細に紡がれ、誰も読んだことのない、前代未聞の物語として誕生した!二つの批評的エッセイに縁取られ、六つのフォト・コラージュに彩られた小説群。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    タイトルと装丁に魅かれて読みました。金井美恵子、初読です。若い作家かと思ったら、作家デビュー50年記念作品、大御所の女流作家でした。小説ともエッセイとも言えない散文的なスタイル、著者の博識を感じさせる独特の世界観です。女、澁澤龍彦のような気もします。私は嫌いではないですが、あまり売れないと思うので、売れない本書の在庫が燃やされてしまうかも知れません。

  • コットン さん

    縦横無尽にインスパイアされる国内外の文学・映画などの関連する他方面に渡る断片の数々やコラージュにより成り立っているエッセイ本。

  • mii22. さん

    この本のなかには、心をくすぐられる言葉がいっぱい詰まっている。ストーリーを追うと言うより、懐かしい記憶の断片や宝箱のなかの大好きだったものたちを見つけて楽しむような感じだ。時にはキュンとなったり、とろ〜りとなったり、とにかく読んでいて気持ちいいのだ。ちょっと昔のファッションや映画や日常の風景に子供の頃持っていたお洒落な大人への憧憬を思い出した。それにしても甘美でチャーミングな文章だこと。

  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    文学作品と小説的世界、作者の日常、更には挿入されているコラージュ絵が入り混じり、奇妙奇天烈且つ珍妙な世界観を醸し出している短編小説的徒然エッセー。元ネタである『カストロの尼』は読んでいないけど、それを文字った『カストロの尻』が真逆、こんな内容だったとは(笑)『007 ゴールデン・フィンガー』へのツッコミには思わず、笑っちゃいました。

  • 燃えつきた棒 さん

    読んでいると、文体を強く意識する小説だ。 この文体はどこかで読んだような気がする。 文中に幾つもの挿入句が差しこまれ、脱線に次ぐ脱線の連続で、何処にどうやって着地するのか見当のつかない息の長い文体。 そうだヌーヴォー・ロマンだ。 金井美恵子をググってみると、《ヌーヴォー・ロマンの影響を感じさせる、独特の長大なセンテンスを持った文体》(Wikipedia)とある。 だが、ヌーヴォー・ロマンと一口に言っても、ロブ=グリエもいれば、ミシェル・ビュトールもいるし、ナタリー・サロートやクロード・シモンだっている。

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人物・団体紹介

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金井美恵子

1947年、群馬県高崎市生まれ。67年、「愛の生活」でデビュー、現代詩手帖賞受賞。79年、『プラトン的恋愛』で泉鏡花文学賞、88年、『タマや』で女流文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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