使ってみたい武士の日本語 朝日文庫

野火迅

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784022618818
ISBN 10 : 4022618817
フォーマット
出版社
発行年月
2016年11月
日本
追加情報
:
254p;15

内容詳細

「はてさて面妖な」「ちょこざいなり」「鯉口を切る」「婀娜っぽい」。池波正太郎、司馬遼太郎、藤沢周平、山本周五郎などの作品や井原西鶴の浮世草子から厳選した206語を解説。武家の流儀作法、剣技の躍動感、江戸風景が鮮やかによみがえる、時代小説・時代劇ファン必読の書。

目次 : 第1章 武士の決まり文句/ 第2章 春夏秋冬が薫る言葉/ 第3章 武家社会の言葉(1)切腹という「しきたり」/ 第4章 武家社会の言葉(2)敵討という「義務」/ 第5章 剣術の醍醐味を伝える言葉/ 第6章 行動・しぐさを表す言葉/ 第7章 人物を評する言葉/ 第8章 酒と色を語る言葉/ 第9章 傑作古典から掘り出す、文化遺産的な武士語

【著者紹介】
野火迅 : 1957年東京都生まれ。作家。江戸言葉・江戸文化研究家。早稲田大学卒業後、出版社に勤務。長く雑誌や書籍の編集にたずさわり、2002年より執筆活動をはじめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 鉄之助 さん

    思わず使ってみたくなるような”武士言葉”。「異なことを」言う、「これはしたり」と膝を叩く。険悪だったその場の雰囲気を、がらりと変える効果がありそう。武士言葉の底流には「やせ我慢と品格」があるという。「武士は食わねど高楊枝」精神は、日本人のDNDに刻まれているのか…。

  • 蒼 さん

    「吉原裏同心」の世界に親しんだ身にはよく目にした言葉達が沢山あって、それでも動作として理解しきれていなかった言葉の意味を知ることができる読書になった。武士の品格とは自分自身を律する事と筆者は言う。現代人が品格のない言動を晒すのは自分自身を律することができていないからだとも。してみると痩せ我慢、大いに結構ではなかろうか。

  • くるみみ さん

    時代小説好きなら普段使いしたくなる武士言葉。面白半分で手にした。藤沢周平、井原西鶴、池波正太郎、宮部みゆきなどの作品から引用して言葉の意味や背景までも説明する。1頁に1語、テーマ別に分かれており、*注1みたいな注釈が作家を問わずに集められた時代小説における辞書、のような感じ。何となくこういう意味なんだろうなーと読み流していた言葉を正しく知ることが出来てさらに時代小説を楽しめると思った。それにしても、引用の森鴎外「安部一族」井原西鶴「好色一代女」、内容が殺生過ぎるのでは……という意味で気になった。

  • みっちぃ さん

    この本好き。知っている言葉も結構あった。日常生活で使ったら格好いいだろうなと思うものも。でも、使ったらびっくりされるかな。「重畳、重畳」とか言ってみたい。

  • 活字スキー さん

    書店でたまたま目に入って「使ってみたいでござる!」と思ったので、裂帛の気合いにて蕭々と鞘走りて御座候う(適当)。時代劇の好きな人ならほとんど知っているだけでなく、そうでない人でも「なんとなく」その意味や雰囲気の掴めるものが多かったが、それは著者が取りあげる語句を軽く趣味だけで選んだっぽいだけでなく、それだけ「武士のイメージ」というものが、人々の間で広く長く親しまれてきたという実態の現れだと思う。言葉が人柄や思想を作り、その集まりや積み重ねが社会や歴史を造ってきたのだなぁ。

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野火迅

1957年東京都生まれ。作家。江戸言葉・江戸文化研究家。早稲田大学卒業後、出版社に勤務。長く雑誌や書籍の編集にたずさわり、2002年より執筆活動をはじめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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