井上靖の原郷 伏流する民俗世界

野本寛一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784909544155
ISBN 10 : 4909544151
フォーマット
出版社
発行年月
2021年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
219p;19

内容詳細

長じて稀代のストーリーテラーと呼ばれることになる作家は、郷里・伊豆の風土から何を承けとったのか?「自伝風小説」を中心とした精緻な読みと、長年にわたるフィールドワークの成果から、作家の深奥に伏流する民俗世界を立体的に浮かび上がらせる。

目次 : 1 井上靖の原郷―伏流する民俗世界(生きものへの眼ざし/ 植物との相渉/ 食の民俗/ 天城山北麓の冬/ 隣ムラ・長野へ/ 籠りの力/ 始原世界への感応/ 馬/ 狩野川―河川探索の水源)/ 2 井上靖の射光―ある読者の受容

【著者紹介】
野本寛一 : 1937年静岡県に生まれる。1959年國學院大學文学部卒業。1988年文学博士(筑波大学)。2015年文化功労者。2017年瑞宝重光章。専攻:日本民俗学。現在、近畿大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 朔ちゃん さん

    井上靖とほぼ同郷の著者による、民俗学の指南書。項目ごとに作品の一部を抜粋し、当時の人たちの聞き取りも含めながらの説明もあり、とても面白く読んだ。「へちまと月の関係」「籠りの力」は特に知的興奮を感じてゾクゾクした。昔はヒト・モノ・自然と信仰が生活のなかに強く結び付いていたなと感じる。井上靖の「しろばんば」「幼き日のこと」は民俗文献資料としても大変貴重なのだなぁ。ぜひ読みたい。

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