日本経済入門 講談社現代新書

野口悠紀雄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062884167
ISBN 10 : 406288416X
フォーマット
出版社
発行年月
2017年03月
日本
追加情報
:
240p;18

内容詳細

日本経済のしくみと課題が平易にわかる入門書の決定版。

目次 : 経済活動をどんな指標でとらえるか―国内総生産(GDP)で日本経済を分析する/ 製造業の縮小は不可避―日本の産業構造の変化を見る/ 製造業就業者は全体の6分の1まで減少―日本の就業構造の変化を見る/ ピケティの仮説では日本の格差問題は説明できない―日本の所得分配をデータで見る/ 物価の下落は望ましい―物価決定のメカニズムと経済への影響/ 異次元金融緩和政策は失敗に終わった―日本の金融制度と金融政策を考える/ 深刻な労働力不足が日本経済を直撃する―人口高齢化がもたらす諸問題/ 膨張を続ける医療・介護費―高齢化社会と社会保障1 医療・介護/ 公的年金が人口高齢化で維持不可能になる―高齢化社会と社会保障2 公的年金/ 日銀異次元金融緩和は事実上の財政ファイナンス―きわめて深刻な日本の財政/ 新しい技術で生産性を高める―どうすれば成長を実現できるか?

【著者紹介】
野口悠紀雄 : 1940年東京生まれ。63年東京大学工学部卒業、64年大蔵省入省、72年エール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。一橋大学教授、東京大学教授、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを経て、2011年4月より早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問、一橋大学名誉教授。専攻はファイナンス理論、日本経済論。著書に『情報の経済理論』(東洋経済新報社、日経・経済図書文化賞)、『財政危機の構造』(東洋経済新報社、サントリー学芸賞政治・経済部門)、『バブルの経済学』(日本経済新聞社、吉野作造賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • masabi さん

    【要旨】日本経済の現状と課題を解説する。【感想】円安の罪、人口問題、金融政策、社会保障などを扱う。一般に流布している理解と異なる見解が多く紹介されているので単なる解説に止まらない。その分記述についていくのが大変でもある。経済不振の原因は新興国の工業化とIT技術の進歩という情勢の変化に対応できていないことと単純明快に説明する。経済の複雑性が原因の取り違えを起こすし、検討事項が増えるのだが、続編も出るとのことなのでそちらも買う。要再読。

  • kotte さん

    「縮小ニッポンの衝撃」を読んだ後に本書を読み、やはり日本の行く末は明るくないなあ…と考えてしまいました。先進国最悪レベルの財政、急激な少子高齢化に伴う年金財政の悪化と労働力不足。今後この問題をどのように解決して行くんでしょうか。大学時代の教授が「日本人は一度痛い目を見ないと気がつかない」話していましたが、その通りかもしれませんね…。

  • masabi さん

    【要旨】日本経済の現状と課題を解説する。【感想】再読。生産性の向上や構造改革、社会保障改革など課題の処方箋が書かれているのだが、ではどのような施策が望ましいのか についてはあまり書かれていない。紙媒体では索引がついているそうだが、加えて参考文献などがあるとよかった。

  • coolflat さん

    90年代半ば以降、「失われた20年間」だとよく言われる。その原因について「デフレのためだ」という意見が一般的だ。日本の衰退の原因はデフレであり、だから金融緩和をして物価を引き上げれば解決がつくと。しかし実際にはそうではないと著者は言う。日本の産業構造や経済体制が時代の新しい条件に適合しなかったことが、日本の経済の不調の基本的な原因なのだと。それにもかかわらず、現在に至るまで日本経済の問題が金融緩和という政策によって解決できると多くの人が考えている。日本が長期的停滞から抜け出せない基本的な原因はここにある。

  • Kent Kaseda さん

    メインの主張は、「日本の財政問題を解決するために必要なのは、社会保障制度の見直しによる歳出の削減することと、生産性の高い産業の育成によって経済力を向上させること、の2点に集約される」ということ。経済学の知識が無い人でも読めると序文に書かれているものの、実際は経済学の専門用語が頻出するため、ある程度の経済学の基礎素養がある読者でなければ十分に読み解くことは不可能だろう。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

野口悠紀雄

1940年、東京生まれ。63年東京大学工学部卒。64年大蔵省入省。72年エール大学Ph.D.(経済学博士号)。一橋大学教授、東京大学教授(先端経済工学研究センター長)、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学教授などを経て、一橋大学名誉教授。専攻は日本経済論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載さ

プロフィール詳細へ

野口悠紀雄に関連するトピックス

ビジネス・経済 に関連する商品情報

おすすめの商品