ふたたびの園瀬 軍鶏侍 5 祥伝社文庫

野口卓

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784396340315
ISBN 10 : 4396340311
フォーマット
出版社
発行年月
2014年04月
日本
追加情報
:
326p;16

内容詳細

軍鶏侍・岩倉源太夫の道場の若き師範代・東野才二郎は、藩命で赴いた江戸で、ならず者に絡まれる女性を救う。名を、園。源太夫に実父を斬られ、今は侠客の娘として育てられていた。園の気風の良さ、才二郎の誠実さに、やがて二人は惹かれあっていくが、園に忍び寄る不穏な影が…。美しき日本の風景を背景に静謐な文体で贈る本格時代小説。

【著者紹介】
野口卓 : 1944年徳島市生まれ。立命館大学文学部地理学科中退。さまざまな職業を経験し、ラジオ・ドラマ脚本・戯曲を執筆。1993年一人芝居「風の民」で第三回菊池寛ドラマ賞を受賞。2012年に『軍鶏侍』で時代小説デビューを果たし、同作で歴史時代作家クラブ新人賞を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ベルるるる さん

    1話目の「新しい風」が一番好き。亀吉は軍鶏に出会った。自分ではどうにもならない強い力で軍鶏に惹かれ、それが人生の中の大きな曲がり角となったんだね。権助もよい後継者を育てる事になった。

  • onasu さん

    軍鶏侍も5冊目。作中の園ではないが、園瀬の里に帰ってきた感が湧いてきます。  今回の3編、特に2編が以前の話しに起因する。次男市蔵が家出の折に身を寄せた、百姓家の次男亀吉が権助の後継ぎとして迎えられる「新しい風」。  二年前、園瀬で源太夫が父の仇と知るも、その人柄に触れた園が、江戸で東野才二郎と邂逅、伴侶として園瀬の地を踏む「ふたたびの園瀬」。  果たし合いにきた浪人が抱いていた美麗な軍鶏の行く末を描いた「黄金丸」。  園瀬の里は平穏だが、次辺りそろそろ動きがあるか。何にしても、権助の隠退は認めません。

  • タツ フカガワ さん

    シリーズ5作目は中・短編3話を収録。出色は中編の表題作。軍鶏道場の師範代で芦原讃岐の家士である東野才二郎は藩命で江戸に赴いた際、浅草奥山でごろつきに絡まれている女性を助ける。その女性お園はシリーズ2作目『獺祭』の「青田風」に登場した故秋山清十郎の遺児。二人が出会ってからの日々を描くこの中編は、まさに恋愛小説。才二郎になったつもりで初々しい気分にしばし浸りました。

  • もえたく さん

    軍鶏侍シリーズ第5作。中短編3編。軍鶏道場の若き師範、才二郎の江戸を舞台にした冒険と恋。源太夫の活躍は少しですが、若き師範が活躍することでその凄さが際立ってます。次作はいよいよシリーズ初の長編。楽しみです。

  • こおり さん

    軍鶏侍(5) 常の通り、誠実さがにじみ出るシリーズでございます。今作は「恋愛話」と「軍鶏話」で構成されており、軍鶏の方では、私の大好きな権助の登場シーンが多く楽しめた。前作で市蔵の窮地を救った亀吉が下男として軍鶏道場で暮らすことになり、市蔵と亀吉が、源太夫と権助のような気持ちの良い主従関係になっていくのか楽しみなところだ。恋愛の方は、これまた誠実なラブラブストーリーでニヤニヤを堪能。後半、思い出したかのように果たし合いの挑戦者が現れるも、最近ではすっかり箸休め的な扱いで苦笑い。人が一人死ぬんだけどねえ

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野口卓

1944年徳島県生まれ。立命館大学文学部中退。93年、一人芝居「風の民」で第三回菊池寛ドラマ賞を受賞。2011年、『軍鶏侍』で時代小説デビュー。同作で歴史時代作家クラブ新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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