退職刑事 1 創元推理文庫

都筑道夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488434021
ISBN 10 : 4488434029
フォーマット
出版社
発行年月
2002年09月
日本
追加情報
:
15cm,293p

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読書メーターレビュー

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  • セウテス さん

    〔再読〕これぞ安楽椅子探偵ミステリ。毎回同じ人同じ場所という枠の中だけで行われる、純粋な推理だけの物語です。徳間から創元推理文庫に変わって、ついつい購入してしまいました。退職した敏腕刑事が、刑事になった息子夫婦の住まいにちょくちょく顔を出し、息子が現在担当している事件の報告を聞きます。そこから推論を重ねて行き、真相であると思われる結論に辿り着くスタイルです。全てがこの部屋の中だけで進み、意外な結論も魅力の一つですが、そこまでの論理展開を楽しむ作品です。西澤保彦氏が手本にしている作品であると、仰っています。

  • ばりぼー さん

    かつては硬骨の刑事だったが、定年退職して恍惚の刑事になりかかっている父親が、現職刑事の息子との会話だけで事件の真相を推理する安楽椅子探偵小説の定番。男物のブリーフひとつの裸で殺されていた女の謎「写真うつりのよい女」、顔を真っ白に塗った狂女が、台所で化粧を落として死んでいた「狂い小町」、上衣を着ていながら、さらに上衣を二着抱えていた男のつぶやきから犯罪を見抜く「ジャケット背広スーツ」、密封されたボトルド・シップに死体の人形が現れる「瓶づめの密室」など、不可解な事件を合理的なロジックで解明する逸品揃いです。

  • Yuki さん

    再読。刑事を定年退職したお父さんが現職刑事をやっている五男坊の家に行き、扱ってる事件の話を聞き出して安楽椅子探偵をやるシリーズの1作目。70年代の作品なので男女観など古臭いものの、そこは当時の雰囲気を感じるところか。初めて読んだ頃には意識してなかったけど、事件にちょっとドキッとするような性的なものが絡むとか、会話でロジカルに推理して真相を絞りこむあたりは本当に後の西澤保彦作品に影響を与えたんだなと思う。今読んでものすごく面白い訳でなくとも、こういう作品が今面白いものを書く作家の原点だと知るのが楽しい。

  • 山田太郎 さん

    時代を感じさせるといえばそうですが、このくらい古めかしい方が51歳安心して読めます、最近のやつについていけないというかなんか暗い話しが多い気がする、後味悪いといいますか。続きまだあるのできちんと読んでみようかと思った。普通といえば普通というかある程度制限自分でかけて限界に挑戦みたいな感じでいいかなと思った。

  • タツ フカガワ さん

    定年退職した元刑事の父が、警視庁捜査一課に勤める息子の家に遊びに来ると必ず、いま関わっている事件の話を聞きたがる。本書は居ながらにして事件の真相に至るアームチェア・ディテクティブ。「私はマンネリリズムに徹して……」と著者あとがきにあるように、7話の連作はすべて父と息子の会話で進んでいく。各話意外な真相を解くゲーム性はあるのですが、如何せんどれも代わり映えしない展開で退屈な読書となりました。

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人物・団体紹介

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都筑道夫

1929年、東京生まれ。10代で小説を発表。のち早川書房で日本版「エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン」の編集長を務め、海外推理小説の翻訳・紹介、また「ハヤカワ・SF・シリーズ」の創刊に携わる。61年、初のミステリ長篇『やぶにらみの時計』を中央公論社より刊行。以後、評論やエッセイで活躍。70年代

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