ときめき砂絵いなずま砂絵 なめくじ長屋捕物さわぎ 5 光文社時代小説文庫

都筑道夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334749163
ISBN 10 : 433474916X
フォーマット
出版社
発行年月
2011年02月
日本
追加情報
:
16cm,572p

内容詳細

神田の貧乏長屋にすむ砂絵かきのセンセーを始めとした大道芸人たちは、雨や雪の日は商売に出られず、長屋にこもって、なめくじみたいに寝ころんでいる。そんなおかしな面々が、市中で起きた奇々怪々の事件を解決する人気の捕物帳シリーズ。本格推理に江戸風俗を巧みに織り込んだ著者円熟期の筆捌きが堪能できる『ときめき砂絵』と『いなずま砂絵』の二冊を合本。

【著者紹介】
都筑道夫 : 1929年東京生まれ。十代の頃よりさまざまなペンネームで小説を発表。『猫の舌に釘をうて』『三重露出』『七十五羽の烏』などのミステリーのほか「なめくじ長屋捕物さわぎ」シリーズなどの時代小説も数多い。2001年に『推理作家の出来るまで』で第54回日本推理作家協会賞受賞、’02年には第6回日本ミステリー文学大賞を受賞。’03年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Norico さん

    なめくじ長屋の面々と下駄常さん以外で、続けて登場は珍しいパターン。世を拗ねたイヤな奴かと思いきや、一本気の不器用な奴ともいえる小動さん。切ない終わり方。センセーかっこよすぎ。ハードボイルドです

  • ドナルド@灯れ松明の火 さん

    なめくじ長屋シリーズ9/10作目。ますます人情味が滲むが、ラストの「めんくらい凧」では、殺されてしまった、人のいい浪人の為についに刀を手にその腕前を発揮するが結末が切ない。残るはあと1冊(さかしま/うそつき砂絵合作本)のみ。このあと何を読めばいいんだよ。都築さん。

  • へいぞー さん

    その日暮らしで宵越しの銭は持たないって言う江戸っ子気質が、この作品読んでいたら実感出来ます。たまに纏まった額が入ることがあるのだから、引っ越しは無理でもちょっとこましな着物買うとか、いざと言う時の為にひたすら貯めるなどの小市民的な行動とは無縁ななめくじ長屋の面々。現代の疲れた人々よりも実は幸せなんだろうなあ。ちょっと本気モードのセンセーがカッコ良かった5作目でした。残り1作なのが残念。

  • Radwynn さん

    「めんくらい凧」ラストの台詞が心に痛い。センセーは優しいよ、人の心が判り過ぎる、それが判って、でもどうしようもないのが、そりゃ、辛いだろう。珍しく心の底から怒って白刃を抜くセンセーの静かな痛みがこっちにも響く。しかし正直に告白しておくと不機嫌なセンセーも格好いいよね、と思ってしまったのも確かだ。人情ものに分類される話の比率が徐々に高くなって来たように思うものの、人物消失トリックなどもあって飽きさせない。神田のお祭りには一度行ってみたい、でももう江戸時代のようではないのだろうけど。

  • つめ さん

    今巻はガンニンちゃんと出てくるね。いつもいないかいない扱いなんだもの。そのせいかたまたまか、銭にならない事件ばかり。だけど下駄常には嬉しいことばかり。二話続けて門之助が出てきたけどやっぱり死んだか。センセーは平馬を斬ったのだろうか。辛くてどうにもならなくてセンセーに甘えたかった気持ちはわかる。

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人物・団体紹介

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都筑道夫

1929年、東京生まれ。10代で小説を発表。のち早川書房で日本版「エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン」の編集長を務め、海外推理小説の翻訳・紹介、また「ハヤカワ・SF・シリーズ」の創刊に携わる。61年、初のミステリ長篇『やぶにらみの時計』を中央公論社より刊行。以後、評論やエッセイで活躍。70年代

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