毛沢東 日本軍と共謀した男 新潮新書

遠藤誉

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784106106422
ISBN 10 : 4106106426
フォーマット
出版社
発行年月
2015年11月
日本
追加情報
:
285p;18

内容詳細

「私は皇軍に感謝している」―。日中戦争の時期、実は毛沢東は蒋介石や国民党軍の情報を日本に売り、巨額の情報提供料をせしめていた。それどころか、中共と日本軍の停戦すら申し入れている。毛沢東の基本戦略は、日本との戦いは蒋介石国民党に任せ、温存した力をその後の「国民党潰し」に使い、自分が皇帝になることだったのだ。中国研究の第一人者が、徹底調査した資料で物語る「中国共産党の不都合な真実」。

目次 : はじめに―中華民族を裏切ったのは誰なのか?/ 第1章 屈辱感が生んだ帝王学/ 第2章 「満州事変」で救われる/ 第3章 日中戦争を利用せよ―西安事件と国共合作/ 第4章 日本諜報機関「岩井公館」との共謀/ 第5章 日本軍および汪兆銘政権との共謀/ 第6章 日本軍との共謀と政敵・王明の手記/ 第7章 我、皇軍に感謝す―元日本軍人を歓迎したわけ/ おわりに―毛沢東は何人の中国人民を殺したのか?

【著者紹介】
遠藤誉 : 1941(昭和16)年中国吉林省長春市(元満州国新京市)生まれ。国共内戦を決した「長春包囲戦」を経験し53年に帰国。東京福祉大学国際交流センター長、筑波大学名誉教授、理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • マエダ さん

    若い時のハングリー精神や死してなを人の心に残ろうとする心意気はすごい、読書に対する熱意も見習わねばならない。幼い時には当時禁書であった水滸伝や三国志を好んで読み、青年時には国富論など古典を貪るように読んでいたとありとても親近感が湧く面もある。

  • とくけんちょ さん

    いや、中華人民共和国の成り立ちは複雑です。その時代背景や国内の統一、国外の情勢の中で国家の為政者となるか。勝てば官軍とはよく言ったもので、その道のりが帝王学となる。裏切りと謀略の坩堝で、生き抜いたこの時代の英雄はバイタリティがすごい。いいも悪いもひっくるめて、学ぶことが多い。

  • 北本 亜嵐 さん

    日中戦争時、国民党軍の情報を日本軍に流して両者を戦わせている間に自らの勢力を着々と蓄えていった中国共産党軍。自らの野望を達成するためには敵の力を借りるしたたかさ。戦後、「中華人民共和国」を設立し「建国の父」となるが、その裏では都合の悪い事(日本軍に協力していたこと)を知る人物を投獄や処刑、「大躍進」「文革」で多くの人民を殺している。ヒットラーやスターリン、歴史上には多くの「独裁者」がいたが、これ程に多くの生命を奪った指導者はいない。中国近代史の「闇」がわかる一冊。

  • 青色夜ふかし さん

    1900年代の東アジアの状況が面白おかしく書いてある。歴史は裏表。暗殺者も裏側からみると英雄。だから面白い。真偽のほどは私の知識では分からない。◉筆者の主張「毛沢東は政敵である蒋介石を弱体化させ天下を取るために、日本軍や汪兆銘傀儡政権と手を組んだ。」革命の実態は「個人崇拝」が目的「永遠なる帝王願望」だった。毛沢東は様々な運動を展開し、気に入らない国民を殺戮してきた。

  • 出世八五郎 さん

    小林よしのり漫画で「毛沢東が皇軍に感謝している。」というのは知っていた。本書では多数の資料により、それを改めて知ることが出来た。毛沢東は支那民族を裏切り欺き、日本軍に国民党の情報を売っていた。蒋介石と日本軍を戦わせることで国民党軍を疲弊させ、毛沢東は漁夫の利を得て支那の支配者になった。支那統一後、スパイ活動で機密情報を知る者はほぼ全て投獄され死亡に至る。潘漢年を筆頭に毛沢東の為に一生懸命働いた者は全て投獄された。これは知られてはならないこと。

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人物・団体紹介

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遠藤誉

中国問題グローバル研究所所長。1941年中国吉林省長春市生まれ。国共内戦を決した「長春食糧封鎖」を経験し、1953年に日本帰国。筑波大学名誉教授、理学博士。中国社会科学院社会学研究所客員研究員・教授などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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