司馬遼太郎の幕末維新 2 『世に棲む日日』『峠』『花神』の世界 朝日文庫

週刊朝日編集部

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784022646545
ISBN 10 : 4022646543
フォーマット
出版社
発行年月
2012年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
274p 15cm(A6)

内容詳細

『世に棲む日日』の吉田松陰と高杉晋作、『花神』の大村益次郎。三人の長州人は成功を見ずに、早すぎる死を迎える。一方、『峠』の長岡藩家老の河井継之助は時代の先を読みつつ、全藩玉砕の道を選ぶ。勝者も敗者もない。人生の矛盾を抱え、維新を駆け抜けた男たちがいた。

目次 : 松陰のこころ―『世に棲む日日』の世界/ 講演再録 松陰の松下村塾に見る「教育とは何か」/ 河井継之助の見果てぬ夢―『峠』の世界/ 講演再録 河井継之助を生んだ長岡/ 大村益次郎の時代―『花神』の世界/ 講演再録 ポンペ先生と弟子たち/ ブックガイド キーワードで読む司馬遼太郎作品/ インタビュー 私と司馬さん

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 木賊 さん

    『週刊司馬遼太郎U・V』を再構成・加筆・修正したもの。敗戦後、教科書の吉田松陰の名を墨で塗り潰した人がいた。河井継之介の評価は地元長岡でも分かれる。こういう話に触れると、歴史は一見、公のものだけど、個から発して公になる事もあれば、公が一人歩きする事もあるし、別の個に浸透する事もあれば、血によって否応無しに個に帰属する場合もある。そんな事を考える。『長州ファイブ』の話が出て来たのが個人的には嬉しかった。山口にもう一度行きたい。

  • てん さん

    司馬遼太郎の著作の一節や講演内容を縦糸にして関係者が当時のエピソード等を横糸のように織り込んでいく。いつもながら司馬さんの独特の観点に唸る。吉田松陰、河井継之助、大村益次郎すスポットをあてる。萩や長岡に行きたくなった。

  • おぜ さん

    司馬さんの本または司馬さんに関する本を読めば読むほど、もっと知識を増やして、色々なところに行って、色々なことを考えたいと思うようになる。

  • Mitz さん

    「一人灯のもとに文をひろげて、見ぬ世の人を友とする」ことが楽しみであると、兼好法師が徒然草に書いている。司馬作品を読むたびにこの言葉を思い出す。まるで歴史上の人物と対話をしているような印象を受けるのは、司馬の過去生きた人々に対する優しく敬意に満ちた眼差しゆえだろう。それも歴史の主役になった勝者のみならず、敗者や庶民にも向けられているのが良い。司馬作品に出会って15年程になるが、読むたびに新しい発見があり、歴史に愛しさを感じ、「自分も頑張ろう」と奮起するのである。

  • がんぞ さん

    『世に棲む日日』という題名は「この世は仮の住まいである」という思想から来ているという。生きているうちは報われなかったが、松陰の生命は死後発展した。「その国粋主義を配慮して吉田松陰も教科書で墨を塗られた」というのは勝手な配慮だろうが、『名ばかりに近代化されても、薩長政府に兵役や土地税などで搾取され言論は統制され民衆の暮らしはかえって苦しくなった』との戦前否定、占領軍賛美は有った。長岡の『峠』文学碑、司馬遼太郎は碑文の表も裏も文面を短期間に書き上げ送った。武士道精神が無ければ日本が世界に貢献する道がないと

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