女王 上 講談社文庫

連城三紀彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062937306
ISBN 10 : 4062937301
フォーマット
出版社
発行年月
2017年10月
日本
追加情報
:
357p;15

内容詳細

戦後生まれの荻葉史郎の中にある東京大空襲の記憶。だが彼を診察した精神科医・瓜木は思い出す、空襲の最中にこの男と会っていたことを。一方、史郎の祖父・祇介は、大晦日の夜にかかってきた一本の電話を受け、急遽旅に出たあと、遺体となって発見された。邪馬台国研究に生涯を捧げた古代史研究家であった祇介が、吉野へ向かい若狭で死んだのはなぜなのか。瓜木は史郎と彼の妻・加奈子とともに奇妙な記憶と不審な死の真相を探る旅に出た−−。

【著者紹介】
連城三紀彦 : 1948年愛知県生まれ。1978年「変調二人羽織」で第3回“幻影城”新人賞に入選。1981年「戻り川心中」で第34回日本推理作家協会賞、1984年『宵待草夜情』で第5回吉川英治文学新人賞、同年『恋文』で第91回直木賞、1996年『隠れ菊』で第9回柴田錬三郎賞を受賞。2013年10月19日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • HANA さん

    日本で女王から連想されるのは一人しかいないが、本書もその影が見え隠れするミステリー。生まれる以前の記憶、あるはずのない記憶を持つ主人公、記憶の糸を探る旅は時空を超えて空襲、関東大震災から南北朝の吉野そして邪馬台国までと、壮大なスケールを辿る事になる。また初期の花葬シリーズ同様、特徴的な文章から紡ぎ出される登場人物は、自分の意思より運命に操られる影絵人形のように思われる。正直壮大すぎて風呂敷のたたみ方というか全体像がなかなか見えてこない感があるのだが、これらの謎が下巻でどう収束されるのか楽しみでならない。

  • かめりあうさぎ さん

    あれ?私ミステリ読んでるつもりだったんだけど...気がついたらなんだか訳のわからない場所に飛ばされていました。とにかく設定が奇抜で、今のところどこに着地するのか検討がつきません。邪馬台国とか南北朝などを背景にした単純な歴史ミステリかと思っていましたが、予想とはかなり違います。さて、下巻へ行くぞー。

  • びっぐすとん さん

    108円本。連城さん、まだ数冊しか読んでいないが、こういうのも書くんだ。日本で女王と言えばあのヒトを期待して読み始めた訳だが、輪廻転生というより卵が先が鶏が先かというような堂々巡りに終始しているうちに上巻が終わってしまった。時代はどんどん遡り始めたけど、どこに着地するんだろう?過去の記憶を持つとは転生してるのか、記憶が遺伝するのか?それと女子の誕生を期待するのがどう繋がるのか?祇介は何をしたかったのか?謎は深まるばかり。話が拡がりすぎてキチンと収束するのか不安になってきた。

  • Ribes triste さん

    どこに連れていかれるのか、全く先の読めない展開です。下巻へ。

  • 犬養三千代 さん

    東京大空襲、の記憶のあるという史郎が精神科医を尋ねるところから始まる。時空は1800年余りを越える。その妻加奈子の人物造形が素敵だ。 早くに連城三紀彦を失ったのが悔しい。

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連城三紀彦

1948年愛知県生まれ。早稲田大学卒業。78年に「変調二人羽織」で「幻影城」新人賞に入選しデビュー。81年「戻り川心中」で日本推理作家協会賞、84年『宵待草夜情』で吉川英治文学新人賞、同年『恋文』で直木賞を受賞。96年『隠れ菊』で柴田錬三郎賞を受賞。2013年10月、死去。14年、日本ミステリー文学

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