中世の“遊女” 生業と身分 プリミエ・コレクション

辻浩和

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784814000746
ISBN 10 : 481400074X
フォーマット
発行年月
2017年03月
日本
追加情報
:
400p;22

内容詳細

“遊女”のありようは中世と近世以後では大きく異なる。元々は芸能を主たる生業とし、家長として営業の自由を有し、卑賎視されることもなかった。しかし鎌倉後期には売春が主たる生業となり、戦国期には家長の座を男性に奪われる。遊女への卑賎視はその過程で定着していった。遊女の芸能と“イエ”の実態に精緻に迫り、遊女の地位の変容を見事に炙り出す。

目次 : “遊女”を理解するために/ 第1部 “遊女”の芸能とその享受層(今様の流行と貴族社会/ 後白河と“遊女”/ 後鳥羽と“遊女”/ 寺社と“遊女”)/ 第2部 “遊女”集団の構造(「遊女」集団の内部構成/ 「遊女」集団の階層性)/ 第3部 “遊女”の身分とその変容(“遊女”と女房・従女/ 中世前期における“遊女”の変容/ 中世後期における“遊女”の変容)

【著者紹介】
辻浩和 : 川村学園女子大学文学部史学科専任講師。専攻は日本中世の文化史・芸能史。1982年、鹿児島県で生まれる。2012年、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程(共生文明学専攻)修了、博士(人間・環境学)。日本学術振興会特別研究員(PD)を経て、2014年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 犬養三千代 さん

    9世紀から14世紀くらいまでの遊女とその変遷。後白河天皇と後鳥羽天皇の芸能への関わり方の違いも興味深く感じた。今様の衰退とともに歌い演奏する遊女から性的な面のみにやっていく過程など。絵巻物、文献などの駆使て分かりやすく、今後の展開が楽しみです。

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