家族シアター 講談社文庫

辻村深月

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062938488
ISBN 10 : 4062938480
フォーマット
出版社
発行年月
2018年04月
日本
追加情報
:
384p;15

内容詳細

息子が小学六年の一年間「親父会」なる父親だけの集まりに参加することになった私。「夢は学校の先生」という息子が憧れる熱血漢の担任教師は積極的に行事を企画、親子共々忘れられない一年となる。しかしその八年後、担任のある秘密が明かされる(「タイムカプセルの八年」)。家族を描く心温まる全7編。

【著者紹介】
辻村深月 : 1980年2月29日生まれ。千葉大学教育学部卒。『冷たい校舎の時は止まる』(講談社文庫)で第31回メフィスト賞を受賞し、デビュー。『ツナグ』(新潮文庫)で第32回吉川英治文学新人賞、『鍵のない夢を見る』(文春文庫)で第147回直木賞を受賞、『かがみの孤独』(ポプラ社)で第15回本屋大賞第1位となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 馨 さん

    家族がテーマの短編集。これはかなり名作揃いなのでは?と読了後思えるほどどの話も素晴らしかったです。姉と妹、孫とじいさん、子供と親と、祖父母とひいばあさん、兄弟等色んな家族とのシチュエーションの話ですが、どの世代の人間の心情も物凄くよくわかっているのが凄いと思いました。喧嘩しても、気まずくなっても家族は知らぬ間にまた会話をする、うっとおしいこともあるけれど家族はいつ何時でも家族であることを実感しました。『タイムカプセルの八年』が好きです。

  • カメ吉 さん

    短編集ですが、どの作品も良かったです。懐かしさ満載で忘れてた記憶が戻ってくるような感覚な話が多かった。『家族』の親子であったり、姉妹であったり孫であったり…。 どの作品も親の目で見る感じで感情移入してしまう。 さすがは辻村深月作品でした。

  • hit4papa さん

    家族をテーマとした7作品が収められた短編集です。自分は年齢のせいか、父親やじいさんのお話にはホロリときてしまいます。やっぱり、家族は色々あっても、やっぱり家族なのです。良かったのは『私のディアマンテ』、『タイムカプセルの八年』、『孫と誕生会』。特に、『孫と誕生会』は、距離を置いて孫を見守る祖父の姿に、ホロリくる作品。孫に、竹とんぼを通して元気を与えるシーンが良いのです。あぁ、これに感動するようになるとは、自分もじいさんになったという証拠・・・。息子であり兄であり父である自分は、じいちゃんの役割を残すのみ。

  • 三代目 びあだいまおう さん

    一番近くにいて深く繋がっている人間関係、それが家族。かけがえのない存在であるはずなのに、必ず小さな綻び、溝ができてしまう。プライドや勘違い、嫉妬や立場の違いなど、原因はきっと些細なことなのだろう。でも、その綻びや溝は、いつしかどうしようもなく大きく深くなる。後悔を謝罪に変換することがどうしてもできない。そんなどこにもある崩れた関係が【想い】という名の絆創膏で塞がってゆく!そんなエピソードに溢れてます!やっぱり家族が基本!家族はきっと、利害関係をベースにしない唯一無二の人間関係なんじゃないかな!好き‼️🙇

  • Sato19601027 さん

    「家族」不思議な存在だな。気を遣わずに、無理なく自我を主張できる相手だからか、時には反発もするが、底辺では信頼もしている。この本は「家族」をテーマにした7つの短編集。登場する姉妹、姉弟、母娘、父息子、祖父孫、夫婦、どの設定でも、お互いを思いやる心に温かい気持ちになる小説集だ。NHKラジオの朗読番組で「『妹』という祝福」が放送されるというので読み始めたが、全作を読み終えて、どこか懐かしい気持ちになった。「1992年の秋空」の妹を思いやる姉の誇らしい気持ちが胸に響く。家族にも、他人にも、優しくしようと思う。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

辻村深月に関連するトピックス

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品