光待つ場所へ 講談社文庫

辻村深月

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062776493
ISBN 10 : 4062776499
フォーマット
出版社
発行年月
2013年09月
日本
追加情報
:
432p;15

内容詳細

初めて感じた圧倒的な敗北。絵には絶対的な自信を持っていた清水あやめ。だけど彼の作品は−−。眩しくて懐かしいあの頃をもう一度。

【著者紹介】
辻村深月 : 1980年2月29日生まれ。千葉大学教育学部卒。『冷たい校舎の時は止まる』(講談社文庫)で第31回メフィスト賞を受賞し、デビュー。『ツナグ』(新潮文庫)で第32回吉川英治文学新人賞、『鍵のない夢を見る』(文藝春秋)で第147回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • さてさて さん

    『新しい光』『瞳の中の光』『非難するような光』と、全ての短編の中で『光』が様々な表現を使って描かれていくこの作品。目の前に『光』が見えるのに、その『光』に辿り着くのは容易ではない、簡単には辿り着けない、そして掴みたくても掴めない『光』。辻村さんの他の作品に登場した主人公達が勢揃いするこの作品。そんな彼らは大人になる途上に、それぞれの人生を生きていました。そんな彼らが『自分が何者なのか。何者かになれるのか。諦めないといけないのか。諦められるのか』という今の先を、光待つ場所へと顔を上げる瞬間を描く絶品でした!

  • yoshida さん

    6編からなる短編集。初期の辻村深月さんの作品から懐かしい人物が登場。「名前探し」、「冷たい校舎」、「スロウハイツ」からの人物のスピンオフ。「しあわせのこみち」の清水あやめのその後。まさかの「チハラトーコの物語」、榊先生が暖かい「冷たい光の通学路」、天木と椿、そして理帆子の「樹氷の街」と、豪華で堪らない内容。もちろん、短編それぞれに登場人物の感情が手に取るように、そして胸に刺さるように描かれています。個人的には、清水あやめの決意や、チハラトーコの内面が見れて興味深かった。短編集ながらもじっくり読ませる作品。

  • 射手座の天使あきちゃん さん

    うーん、すっかり忘れていましたね ちょっとした優越感や自意識をどうすることも出来ずに、それでいて何とも言えない劣等感に絡め取られて、痛痒いような切なく息苦しいようなあの感覚 辻村さんの若い感性なんでしょうね どの短編も私には眩しすぎました、あえて言えば「チハラトーコ」の痛さが救いでしょうか!?(笑)

  • 三代目 びあだいまおう さん

    素敵な作品に少しはまともなレビューを残したいといつも思うのに、僕にはできない。誰もが持つ個性や才能、いつしかどうせあいつには敵わないと己を隠す、青春時代。誰かが言った『1番じゃないとダメなの?』そんなことないよ!個性を大事にした先にきっとあなたなりの『光』が待ってるよ!そんな辻村さんの愛が詰まった短編集。読者を楽しませたい愛が贅沢に凝縮してる!小説って架空の話なのに辻村作品の人物たちは他の作品でもちゃんと過去や未来を生きている。それが嬉しい。環の言葉、郁也の涙!あぁこの幸せな世界観から離れたくない‼️🙇

  • にいにい さん

    誰でも持っている内面・感情が鋭くかつ容赦無く晒される5篇の短編集。「凍りの」「スロウハイツ」「冷たい校舎」「メジャースプーン」「名前探し」の登場者、未来過去が愛おしく繋がる。各々先を歩み、物語は続く。天木と郁也が育み始めた友情青春だなぁ〜。辻村さんの作品大好きって再確認。嫌いな部分を見せつけられる。みんなイタイ。でも、悩み、苦しみ、怯えながら進む。イタくても進む。人間っていいな〜。「自分もそんなに悪くない」一歩踏み出そう。見つけることで世界は広がる。と思える短編。光は待っている。不思議と心地良い読後。

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