ツナグ 新潮文庫

辻村深月

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101388816
ISBN 10 : 4101388814
フォーマット
出版社
発行年月
2012年08月
日本
追加情報
:
441p;16

内容詳細

一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「使者」。突然死したアイドルが心の支えだったOL、年老いた母に癌告知出来なかった頑固な息子、親友に抱いた嫉妬心に苛まれる女子高生、失踪した婚約者を待ち続ける会社員…ツナグの仲介のもと再会した生者と死者。それぞれの想いをかかえた一夜の邂逅は、何をもたらすのだろうか。心の隅々に染み入る感動の連作長編小説。

【著者紹介】
辻村深月 : 1980(昭和55)年生まれ。千葉大学教育学部卒業。2004年に『冷たい校舎の時は止まる』でメフィスト賞を受賞してデビュー。『ツナグ』で吉川英治文学新人賞を、『鍵のない夢を見る』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    辻村 深月は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。最新作『ツナグ−想い人の心得』を読む前に、旧作で未読の本書を読みました。吉川英治文学新人賞受賞作だけあって、読み応えのある感動作でした。映画は観ていませんが、先日死去した樹木希林や八千草薫が出演しています。私、個人的にツナイで欲しいのは、暫定ですが、同い年の尾崎豊です♪人気があり過ぎて、実現不可かも知れません。続いて『ツナグ−想い人の心得』へ、年内に読めるでしょうか?

  • ヴェネツィア さん

    全5話からなる連作短篇集。タイトルの『ツナグ』は、来世の死者と今生の生者とをツナグ役割を託された使者の意。これが全話のキー・コードになっている。いかにエンターテインメント小説とはいえ、これはいくらなんでも発想が安直に過ぎるのではないかと思いながら読み進めていた。ところが、第4話「待ち人の心得」に来て、ここで不覚にも涙してしまったのである。読んだ人ならわかるが、キラリに託されたクローゼットを開けるシーンである。第5話は幾分様相が違うので別として、他の3話とどこが違うのか。やはりキラリのピュアな表象だろうか。

  • とも さん

    「名前探しの放課後」に続いての辻村深月2作目。「〜放課後」ですっごく引き込まれ、超気になる作家さんから今回の「ツナグ」で、完全に虜に。 亡くなった故人に会えるなら自分は誰に会いたいかな?亡くなった後に会いたくなる様な別れ方はしたくないな。 でも「 死」なんていきなりで、前触れもなく訪れ、突然の別れに人は戸惑い、懊悩するんやろうな。いきなりのサヨナラに備え、大切な人とは常に心残りのない様に接しないとね。

  • HIRO1970 さん

    ⭐️⭐️⭐️⭐️辻村さんはお初です。予想した期待通り、いやそれ以上のホームラン級の名作でした。月光の中でのみ人生で一度だけ使えるチケットをピュアな高校生のバンビーノ現在のツナグのイケメン孫息子がエスコートするという設定は惹きこまれました。死者に生前同様以上の姿で満月の夜だけ逢えるルナティックで幻想的なお話しで、普段生者のみとしか交流出来ない世の中で誰もがご先祖達を久しぶりに思い出し、自分なら誰を指名するか、または指名されるかと思いを巡らすと思います。悩みを抱えた依頼主達の選択にも只ならぬ才能を感じました。

  • ehirano1 さん

    構成が斬新で興味深く読みました。読後はやっぱり考えますね、自分だったら誰と会うことを使者(ツナグ)にお願いするか。なんせたった一人且つ一回こっきりですから。しかし最愛の人と一回こっきりなんて辛すぎる。そうであれば、いつでも会えるように最愛の人のスピリットや思い出を自分の中に確固として残し、いつでも会えるようにしておきたいと思いました。

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